高校生交換留学促進事業:R6年度事業報告(アメリカ・ハワイ州)

令和6年度事業実施内容

令和6年度は、令和7年(2025年)1月の約2週間、北海道からハワイ州へ道立高校等の生徒を派遣し、令和7年(2025年)2月の約1週間、北海道においてハワイ州からの留学生を受入する交換留学プログラムを実施しました。

派遣事業概要(北海道側留学生)

国・地域: アメリカ・ハワイ州
留 学 先 : ワイパフ高校(州立高校)
渡航期間: 令和7年(2025年)1月12日(日)~27日(月)
     (現地滞在期間:1月12日(日)~26日(日)の約2週間)
参加対象: 道立高校1、2年生及び道立中等教育学校生4、5年生
参加人数: 6名
参加費用: 航空券代、ホームステイ料他 実費
補 助 金: 航空券代の一部補助(一人上限5万円)
備  考:北海道からの留学生は、留学先の高校の生徒の家庭にホームステイ

派遣事業の様子はこちら

派遣事業参加生徒募集

【参加高校生の募集は終了しました】
ハワイ州へ派遣する生徒の募集は終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。

【終了】募集リーフレットはこちら

○応募方法(R6年度の募集は終了しました)
 参加希望者は、このページから関係書類をダウンロードし、各書類をよく読んでから在籍校へ応募してください。(応募書類提出前に必ず在籍校へ提出方法をお問い合わせください。)

令和6年度派遣事業応募要領 (北海道・ハワイ州高校生交換留学促進事業)※必ずお読みください
令和6年度事業実施要項(北海道・ハワイ州高校生交換留学促進事業)
様式1「出願書」
様式1「出願書」(記入例)
様式1別紙「承諾書」
様式2「健康診断書」※R6.4.1以降に在籍校で実施した健康診断の結果の写しで代用可

受入事業概要(ハワイ州側留学生)

留学生在籍校 : アメリカ・ハワイ州の州立高校(ワイパフ高校)
受 入 校 : 道立高校1~2校(R6年度の受入校:札幌国際情報高等学校)
受入期間: 令和7年(2025年)2月8日(土)~16日(日)の約1週間
留学生数: 7名
備  考:ハワイ州からの留学生は、受入校の生徒の家庭にホームステイ

受入事業の様子はこちら

令和6年度事業報告書

事業に参加した高校生及び引率教員による研修報告書及びアンケート結果です。

令和6年度事業報告書(前編)

令和6年度事業報告書(後編)

過去の報告書はこちらから

派遣事業の様子

1日目 出発

1月12日(日)

全道の高校生6名が、北海道からハワイに向けて出発しました!
ハワイに着いた生徒たちは「暖かい!」「空港に鳥が飛んでいる!」と、感動を露わにしていました。
入国審査を経て、ロビーへ。ホストファミリーの温かい歓迎を受け、2週間のプログラムがスタートしました。

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いってきます! アロハ!

 

 

 

 

 

 

 

 

2~6日目 ハワイ州の高校に通学(第1週目)

1月13日(月)

北海道からの留学生の受入校であるワイパフ高校への登校初日です。生徒IDカードをもらい、校長先生に挨拶をし、教室へ。
200名近い生徒との歓迎セレモニーも行われ、それぞれが作った自己紹介のプレゼンテーションでは盛り上がりを見せていました。授業での交流も行われ、早速ハワイの学校生活を楽しんでいました。

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ワイパフ高校には大きな壁画が ドキドキの自己紹介

 

 

 

 

 

 

 

1月14日(火)

登校2日目。 今日からは、ホスト生徒と一緒に授業を受けることになります。
科目は物理、キャリア形成、歴史、イロカノ語と様々。全員、ハワイでの"オールイングリッシュ"の授業に、一生懸命参加していました!

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Career(キャリア)の授業にて English(国語)の授業にて

1月15日(水)

ハワイに到着してから4日が経ちました。
今日は、北海道からの留学生を受け入れてくださっているホストファミリーのご縁で、参加者の1名が、オアフ島西海岸のナナクリ高校を訪問しました!
デザインの授業や校内ツアーを通じて、留学先であるワイパフ高校との違いに刺激を受けたようです。

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ナナクリ高校にて北海道を紹介 開放的なナナクリ高校の校舎

北海道の留学生5名は、引き続き、ワイパフ高校で授業を受けました。
放課後は6名全員で、ワイパフ高校の生徒とともにテニスクラブに参加しました。

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いい汗をかきました

 

1月16日(木)~17日(金)

ワイパフ高校では、日本語以外の言語の外国語の授業も開設され、様々な言語を学ぶことができます。今回、北海道からの留学生も、初めて触れる言語の授業を体験しました。
16日(木)は、留学生全員がスペイン語の授業を受講。自己紹介の仕方やスペインの手遊びを学びました。
ホストとともに受ける授業では、イロカノ語という主にフィリピンで使用されている言語を体験した北海道からの留学生も!難しかったけれども、新しい言語を学ぶことができ、英語ももっと頑張ろうというモチベーションにつながりました。

17日(金)は、調理実習があり、全員でクッキーを作りました。次の日からは、待ちに待った週末!ホストファミリーとともに過ごします。

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クッキーを作りました

 

9日目 ハワイ州の高校生との体験活動

1月20日(月)

Martin Luther King Jr. Day(キング牧師記念日)でアメリカの祝日であったこの日は、留学先のワイパフ高校の生徒と共にマカプウ・ポイント・ライト ハウス・トレイルへハイキングに行きました。
英語で会話をしつつ、爽やかな青空と美しい海を眺めながらマカプウ灯台を目指して散策道を歩きました。途中、クジラが潮吹きする姿も!ハワイの自然の豊かさを満喫しました。

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クジラいるかな? 良い景色!

 

10~14日目 ハワイ州の高校に通学(第2週目)

1月21日(火)~23日(木)

土日、祝日の3連休はハイキングやホストファミリーと過ごし、本日から留学生活も2週目に入ります。
引き続き、北海道からの留学生又はホスト生徒と一緒に授業を受けました。
国語、数学、経済学、心理学、美術などの授業のほか、ハワイ語、ウクレレなどのハワイならではの授業にも参加しました。
また、23日(木)には調理科の生徒によるレストランのイベントに参加しました。

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美術の授業ではヤシの木を描きました ウクレレに挑戦
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レストランの様子 数学の授業の様子

 

1月24日(金)

ついに登校最終日となりました。最終日は、通常の授業のほか、人々を「歓迎」する際や、誕生日や結婚式などの催事に「祝福」する際、お別れの「感謝」をする際などに贈るハワイの伝統的な首飾り「レイ」を作る特別授業がありました。ワイパフ高校の生徒はレイを作ることに慣れており、あっという間に作るのをみて、北海道からの留学生はとても驚いていました。

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作るスピードにびっくり 完成!

 

また、授業終了後、ワイパフ高校にてお別れのGoodbye Dinnerが開催されました。
ポケやカルアピッグなどのハワイ料理が振る舞われ、北海道からの留学生はホストをしてくれたワイパフ高校の生徒、ホストファミリーに向けて感謝の気持ちを伝え、別れを惜しみました。
2週間の滞在期間中は、ワイパフ高校のホストファミリーの皆さんが、北海道からの留学生に我が子同然で接していただいたおかげで、たくさんの思い出ができました。

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感謝の思いを伝えます 2週間ホストしてくれたワイパフ高校の生徒とともに

 

15~16日目 帰国

1月26日(日)~27日(月)

ホストファミリーとの最後の週末を過ごし、26日朝、ダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル空港)からハワイを後にしました。
2週間を共に過ごしたホストファミリーとは別れ難く、涙の別れとなりました。

そして、翌27日、北海道からの留学生は今回の留学を経て、コミュニケーション能力においても、精神面においても大きな成長を遂げ、元気に新千歳空港に戻ってきました。

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2週間ありがとう!Mahaho! 新千歳空港に到着

 

派遣事業・令和6年度事業参加者からの声

事業実施後のアンケート及び報告書から、令和6年度(2024年度)の派遣事業参加者の声を一部ご紹介します。

参加生徒の声

派遣事業に参加してみて

多様な授業や温かい校風、課外活動を通じて現地の人々のフレンドリーさを実感し、英語を使用する環境に身を置くことで、改めて言語学習が好きになりました。

・異文化を直接体験することで、多様な価値観への理解が深まりました。また、ウクレレの授業を通じて、音楽は世界共通であることに気がつきました。

人とのつながりや感謝の重要性を学ぶことができました。同じ趣味を持つ人と交流を深め、また、SNSの交換を通じて人間関係を広げることができました。

・初めは緊張していましたが、積極的に交流することで自信を高めることができました。また、自分が興味を持ったテーマについて調査し、良い面だけでなく課題も実感することができた有意義な経験でした。

フラダンスの授業やレイづくりなど学校生活でも異文化理解を深めることができました。多くの人に支えられていることを実感しました。

・会話力と社交的なスキルが向上したと感じました。一方、留学を通じて自己課題を発見し、挑戦の意義を実感しました。

ハワイの魅力は?

・みんなフレンドリーで、知らない人とも交流していたところ

・学校がとても自由!1コマの授業の時間が長くて、学校の下校が早い

・”I love you”をしっかり家族に伝えるところ

・新しく食べる食べ物、本場の食べ物、学校の校風や自由度など、自分には全てが魅力的でした

・海が近く、自然に溢れているところ

 

引率教員の声

・日本で教えるだけでは得られない貴重な経験を積む絶好の機会でした。
・海外への生徒引率が初めてであったが、企画段階からの進め方や現地対応の方法を学ぶ良い機会となりました。
・留学先のワイパフ高校のほかにも2校の学校を視察する機会がありました。どの学校も、生徒が自主的な学びをしていることが印象的でした。今回の引率業務をきっかけに、視察した2校と自校と交流をする予定です。

留学する高校生のための寄附について(北海道立学校ふるさと応援事業)

 

今回の派遣事業は、地域企業、個人からのふるさと納税による寄附金を財源に、渡航費用の一部補助予定です。
北海道立学校ふるさと応援事業」については、ふるさとチョイスなどのサイトを通じて他のふるさと納税と同様に寄附をすることができますので、寄附への御協力よろしくお願いいたします。2B44A105-F38C-44CE-BDB9-7B07D8A72C26.JPEG

 詳細についてはこちらからご覧ください

 

 

 

 

 

受入事業の様子

1日目 留学生来道

2月8日(土)

2月7日(金)、ハワイを出発したワイパフ高校の7名の留学生と同校引率教員が、2月8日(土)に新千歳空港に到着しました。
1時間遅れの21時頃に千歳空港到着となりましたが、到着後、生まれて初めて見る雪に感動し、雪を手に友人と走り回る留学生たちの様子が見られました。

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【夜遅くに到着した7名の留学生】 【札幌駅内を移動中】

 

2日目 ホストファミリーとの対面

2月9日(日)

ホスト校である北海道札幌国際情報高等学校において、吹奏楽部による歓迎セレモニーが行われました。
吹奏楽部の音楽パフォーマンスの迫力に、留学生たち圧倒されるとともに、体を揺らして音楽を楽しんでいました。
その後、留学生たちは本校に迎えに来たホストファミリーと対面し、メッセージ交換等を行った後、各家庭に引き渡されました。

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【吹奏楽部による歓迎会】  【歓迎会全体の様子】 【ホストファミリーとの対面】

 

3日目 札幌雪まつり見学

2月10日(月)

この日、北海道札幌国際情報高等学校の3年生7名が、留学生たちを雪まつりの見学に連れていってくれました。
生徒たちは、留学生たちに雪像の説明や趣味等ついて話をするなどして、交流を深めていました。
昼になると3年生たちは留学生が昼食で食べたいものを確認し、希望に合わせたレストランに向かい、一緒に昼食を楽しみました。

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【雪まつり散策の様子】 【お好み焼き食べる生徒たち】

 

4日目 ホストファミリーとの時間

2月11日(火)

ホストファミリーと自由に過ごす日となりました。留学生たちは、ホストファミリーとの交流を楽みました。

5~6日目 留学生、日本の高校へ初めての登校!

2月12日(水)、13日(木)

留学生たちが初めて北海道札幌国際情報高等学校に登校しました。
留学生たちは、英語の授業において、日本語を使ってコミュニケーションを図り、お互いの文化や好きなものについて情報交換を行いました。
留学生たちの笑顔や積極的に交流しようとする姿に触発され、学校全体が明るい雰囲気に包まれました。

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【学校の授業や部活動で生徒同士が交流する様子】

 

7日目 日本の生徒との外出

2月14日(金)

学校が休みだったこの日、札幌国際情報高等学校の3年生がマンツーマンで留学生を連れ出し、留学生の希望に合わせて北海道神宮や円山動物園の訪問や、小樽散策を行いました。
留学生たちは、生徒たちとの交流を楽しむとともに、文化の違いに触れ、様々なことを学ぶことができました。

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【国際情報高校3年生との交流の様子】

 

8日目 ホストファミリーと過ごす最後の時間

2月15日(土)

ホストファミリーと過ごす最終日、留学生たちは藻岩山やFビレッジでスキーを楽しんだり、白い恋人パークや支笏湖での祭りを訪れたりして、それぞれの時間を楽しみました。

9日目 お別れの時、再会の約束

2月16日(日)

交換留学最終日、留学生たちを見送るために、ホストファミリーをはじめ、交流のあった北海道札幌国際情報高等学校の3年生など、多くの人が札幌駅に集まりました。
涙を流して別れを惜しむホストファミリーや、涙ながらに別れの挨拶をする留学生の姿が見られました。
「これまでお世話になったことは決して忘れません。そして、必ず北海道に戻ってきます。皆さんも、ハワイに来たらぜひ声をかけてください。」という留学生の挨拶が印象的でした。
北海道札幌国際情報高等学校では、修学旅行でハワイを訪問するため、そこでの再会を約束している生徒たちがいました。
将来、日本の生徒たちとハワイの留学生が協働し、世界の課題解決や持続可能な社会の創造のために活躍することを願っています。

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【別れを惜しむ生徒】 【見送りに来た全員で記念の1枚】 【笑顔で帰国の途に就く留学生たち】

 

受入事業・令和6年度事業参加者の声

事業実施後のアンケート及び報告書から、令和6年度(2024年度)の受入事業参加者の声を一部ご紹介します。

受入家庭の保護者から

・異国の語学や文化を学ぶことは、実際にその国の方と出会い話す方が良いことを肌で感じました。
・息子が興味をもって学びたいという気持ちに寄り添うことができてとてもよかったです。親子でよい経験、かけがえのない貴重な体験ができました。ありがとうございます。

受入家庭の生徒から

・海外についてさらに興味をもったので、今後、留学の機会等があれば積極的に参加したいです。ホストファミリーにもう一度なってみたいです。
・さらに英語の勉強に力を入れ、今後も英語力の向上に努めていきたいと思いました。
・短い期間ではあったものの、絶対に忘れることのない1週間になりました。様々な文化を一緒に経験して、留学生とたくさん思い出をつくることができました。

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