令和4年度事業実施内容
新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度及び令和3年度は対面による実施を見送りましたが、令和4年度、3年ぶりに令和5年(2023年)1月15日から1月23日まで、北海道からハワイ州へ道立高校等の生徒を派遣するプログラムを実施しました。
派遣された5名の高校生は、7泊9日の交流プログラムにおいて、ホームステイしながらハワイ州ワイパフ高校へ通学し、本当の家族のように接してくれたホストファミリーとの交流や、学校生活を通じたワイパフ高校生との交流を楽しみ、国内では得ることのできない貴重な経験をすることができました。
令和4年度(2022年度)事業概要
国・地域: アメリカ・ハワイ州
留 学 先 : ワイパフ高校(州立高校)
渡航期間: 令和5年(2023年)1月15日(日)~23日(月)
(現地滞在期間:1月15日(日)~22日(日)の約1週間)
参加対象: 道立高校1、2年生及び道立中等教育学校生4、5年生
参加人数: 5名
(北海道札幌国際情報高等学校、北海道小樽潮陵高等学校、北海道静内高等学校、
北海道旭川西高等学校、北海道釧路湖陵高等学校)
参加費用: 航空券代、滞在費他 実費
補 助 金: 航空券代の一部補助(一人上限10万円)
令和4年度事業報告書
交換留学の様子
留学する高校生のための寄附について(北海道立学校ふるさと応援事業)
今回は、高校生交換留学促進事業で初めて、地域企業、個人からのふるさと納税による寄附金を財源に、渡航費用の一部補助を実施しました。
北海道の高校生のグローバル人材の育成に期待し、ふるさと納税によりご支援を賜りました皆様には、心から感謝を申し上げます。
次世代の高校生へ高校生交換留学事業の参加費用の一部補助を継続していくためには、今後も継続した寄附が必要となります。
「北海道立学校ふるさと応援事業」については、ふるさとチョイスなどのサイトを通じて他のふるさと納税と同様に寄附をすることができますので、寄附への御協力よろしくお願いいたします。
詳細についてはこちらからご覧ください
令和4年度事業参加者の声
事業実施後のアンケート及び研修報告書から、令和4年度(2022年度)の事業に参加した生徒の声を一部ご紹介します。
交換留学に参加して学んだこと
・英語力の向上以外にも、異文化を認め合うことの大切さなど、実際に行かないと感じることのできない学びがたくさんありました。
・親と離れて海外で過ごしたり、目の前で起きた問題を自分で解決していくことで精神面でも強くなれたと思います。
・ハワイでは、多様な民族が住んでいることもあり、他者との文化の違いに寛容です。他人との違いを気にしたり、文化の違いからコミュニケーションの壁を感じてしまったりすることもありますが、それを受け入れてこそ、他者や異文化を理解する第一歩になると思いました。
語学力の向上
・留学後、駅などで外国の人に道案内を頼まれても臆せずに説明できるようになりました。
・SNSなどで、翻訳を使用しないメッセージのやり取りができるようになりました。
・今回の留学で感じたうまく英語を伝えられないもどかしさと、もっとたくさんしゃべりたい気持ちが、英語学習に対するモチベーションを上げることにつながりました。
・物怖じせずに、とりあえず何か話してみる精神が大事だと感じました。また、留学先の日本語の授業では、ハワイの高校生が日本語を一生懸命話しているのを聞き、自分も英語の学習を頑張ろうと思えました。
留学を経ての変化
・留学プログラムに参加した7日間は私の人生を変えた7日間でした。グローバルに活躍する業界で働くという夢を叶えるため、たくさん様々なことにチャレンジしたいと思います。
・留学を通して、様々な人の考え方を知り、新しいことに挑戦していく大切さや、自分から動く大切さを改めて学ぶことができました。自分の人生は自分で作るものなのだと知り、成長を実感しました。
・留学で得た経験を生かし、今後の大学進学や就職に繋げたいと思いました。
番外編
ハワイの魅力は?
・日本にはない食べ物がたくさんで量も多い!
・フルーツやスイーツが特においしい!
・「レイ」という花の首飾りで歓迎してくれます。
・冬も暖かくて過ごしやすい気候だと思いました。
・ハワイらしいウクレレの授業を受けることができて良かった。
・数学の授業では、解けたらお菓子が貰えて面白かった!
日本との違いは?
・日本と比べてラフでゆったりしていました。
・あまり年齢にこだわらないと思いました。
・たくさんのヤシの木や、見たことのない鳥、野生のウミガメがいて、日本とはかけ離れた光景に目を奪われました。
・ラーメンの味付けが日本と違いました。
・お風呂とトイレが一緒の部屋にあったことです。
・洗濯機を週に1回しか回さないことに驚きました。
・湯船につかる文化がなかったです。
ホームステイの様子は?
・アラモアナセンターやワイキキビーチなどの観光スポットに連れて行ってもらいました。
・ホストファミリーの親戚と夜ご飯を食べました。
・ホストマザーの作ってくれた料理がすごくおいしかったです。
・ホストファミリーが飼っていた犬には、最初は吠えられていたけども、最後には仲良くなれました。
・パートナーの部活に一緒に参加しました。
・ホストファミリーがとても優しくて、自分が本当にそこで生まれたのではないかと錯覚するほどでした。
次回の参加者に向けてのメッセージ
・ネイティブの人と一日中喋っていられるという滅多にない状況なので気弱にならずに、たくさん自分から話しかけた方が後から後悔しなくて済みます。どんどん英語を使おうとすることがスキルアップに一番いいと思います!
・1週間はとてもあっという間なので、とにかく沢山コミュニケーションをとるように心がけた方が良いと思います。
・何事も楽しんでやれば案外何とかなります!慣れたらなんでも大丈夫になるので、行ったあとのことや、英語喋れるかなとか、重いことはあまり心配し過ぎないようにした方がいいですよ。