留学を希望するみなさんへ

留学期間中の履修の単位認定について

留学期間中の履修は、北海道の在籍校での単位に認定されるのか?

これは、留学を考える高校生の皆さんにとって、大きな疑問・不安の一つだと思います。

 グローバル人材の育成や国際理解教育等に重点的に取り組んでいる学校は、外国の正規の高等学校として認定されている学校での履修を、帰国後に日本の在籍校の単位の修得と認定していることがありますが、この単位認定の判断は各学校の校長に委ねられており、学校により取扱が異なるものです。

 留学を考えている高校生の皆さんは、必ず、事前に、在籍校によく相談するとともに、留学先の高校の学習内容などを十分に確認するようにしてください。

 また、高校在学中の留学を考えている中学生の皆さんは、出願前に、志望校ではどのような取扱いとしているのか、情報収集をしておくと良いでしょう。

 高校生が留学する際の留学期間の扱いについて、「留学扱い」とするケースのほか、「休学扱いする」とするケースもあり、帰国してからの進級や卒業に関連するため、留学を希望する高校生の皆さんは、自らの進路についてしっかりとイメージ作りをした上で、この留学中の期間の取扱い、留学する期間、留学する国や学校などを、学校や保護者ともよく相談して、検討してください。

 

英語資格・検定試験について

 現在の自分の英語力がどの程度なのかを確認するため、留学前後で自分の英語力がどれくらい向上したのかを確認するため、海外大学への進学に役立てるためなど、様々な理由から、具体的な目標を持って英語資格・検定試験を受けることは非常に有益です。

 英語資格・検定試験には様々な種類がありますので、目的に応じて、自分に合ったものを選んで受けてみましょう。

 

CEFR(Common European Framework of reference for Languages: Learning, teaching, assessment:外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠)

 各種試験について調べる前に、まず「CEFR」について知っておくと良いでしょう。CEFRとは、語学シラバスやカリキュラムの手引きの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために、透明性が高く、わかりやすい、包括的な基盤を提供するものとして、20年以上にわたる研究を経て、2001年に欧州評議会が発表したものです。

 それぞれの資格・検定試験が独自の配点基準を用いているため、単純に異なる試験結果同士のスコアを比べて、優劣や程度を測ることはできません。そこで各資格・検定試験は、試験結果とCEFRとの対応関係を明らかにするため、欧州評議会で定めるルールに則り、その問題に正答するために必要な能力と各レベルのディスクリプタ(※)の対応関係について、専門家による検証を行っています。

 例えば、日本の英語検定は国内では一般的ですが、海外の教育機関ではまだ認知されていないところも多くあります。しかし、各資格・検定試験の結果とCEFRとの対照表を基に、「私は英検準1級を持っており、CEFRではB2レベルに相当します」と伝えれば、海外の教育機関に対しても、自分の外国語能力を表明することができます。

※ディスクリプタ=CEFRの各レベル・技能別に、行うことができる言語コミュニケーション活動を記述したもの

 

各種英語資格・検定試験

 詳細については、以下のアドレスを参照してください。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/091/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2018/07/27/1407616_003.pdf

 

 

 

カテゴリー

学校教育局高校教育課のカテゴリ

お問い合わせ

教育庁学校教育局高校教育課 国際交流係

〒060-8544札幌市中央区北3条西7丁目 道庁別館

電話:
011-206-6078
Fax:
011-232-1108
cc-by

page top