令和5年度空知管内(教育局)の取組

管内の学校から

月形高校学校説明会が開催されました(月形高校から)      (2023年10月13日(金))

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 10月13日に開催された学校説明会は、月形町や岩見沢市などの近隣市町の11の中学校の生徒と保護者、担当教諭等53名に参加いただき、参加者は昨年の2倍ほどになりました。
 開会式では、月形町教育委員会の古谷教育長から、中学生、保護者に温かいメッセージが伝えられました。
 説明会の前半では、高校の様子や学習内容に関する説明のほか、卒業生からの動画コメントも紹介され、後半では、月形高校の在校生の案内で授業見学と授業体験が行われました。
 参加者には1年生の「情報」、2年生の「数学」の習熟度別授業、3年生の「現代文」を見学していただくとともに、T-base(北海道高等学校遠隔授業配信センター)から配信される遠隔授業の体験では、3年生の選択「英語Ⅲ」を体験していただきました。
 この日は、説明会のための特別の中学生向け授業を実施しましたが、体験した中学生は、画面の中で、教員が英語で話しかけてくる様子に新鮮さを感じていたようです。見学していた保護者や引率者からは、高校の英語はレベルが高いとの声も出ていました。
 最後に、在校生から学校行事の紹介を行い、閉会式の後には、個別面談や在校生との交流も行われました。
 参加した中学生からは、「実際に授業を体験できたため、学校についてもっと知ることができた」などの感想が寄せられ、また、保護者からは、「少人数の授業が好印象だった」、「遠隔授業体験がとてもよかった」などのご意見をいただき、充実した学校説明会となりました。

学校の教育活動の様子

三笠市立三笠小学校を訪問しました(2023年10月24日)

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 三笠市立三笠小学校では、三笠小学校と三笠中学校の子どもたちが学校生活を「楽しい」と感じ、保護者や地域の方々に「信頼」され、教職員が「誇り」を持てる学校になることを目指し、三笠中学校と一丸となって、9年間を見通した小中一貫教育を進めています。また、子どもたちの基礎・基本の学びの定着などを図るため、三笠中学校と共通した取組として、全ての学級で「三笠市授業スタイル」に基づいた授業を行っています。
 訪問時の小学4年生の算数の授業では、多くの児童が先生の「式と計算」の説明に集中して聞くとともに、先生の問い掛けに対しても積極的・自発的に答えており、今後の9か年の系統的な学びの充実・発展が期待されます。

三笠市立岡山小学校を訪問しました(2023年10月18日)

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 三笠市立岡山小学校では、岡山・萱野地区の子どもたちが「未来を創造する15歳」として育まれるよう、「児童生徒の「考える力」「互いに学び合う力」の育成を目ざして」を萱野中学校と共通の研究主題にするとともに、「岡萱小中一貫教育」として小学生と中学生がともに学び・体験する合同授業や合同行事などを積極的に行っています。
 訪問時の小学6年生の道徳の授業では、4名の児童が歴史上の重要人物である勝海舟と西郷隆盛の生き方や考え方などについて活発に意見交換しており、今後の主体的・対話的で深い学びの更なる充実が期待されます。

岩見沢農業高校を訪問しました(2023年10月18日)

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 岩見沢農業高校は、明治40年(1907年)に岩見沢市内に開校した北海道庁立空知農業学校が母体となった非常に長い歴史を有する学校です。現在、農業の専門学科として「農業科学科」「畜産科学科」「食品科学科」「生活科学科」「農業土木工学科」「環境造園科」「森林科学科」の7学科が設置されています。
 それぞれの科では、米や野菜の栽培、草花や園芸作物の栽培、家畜の飼育、生産品を用いた食品の製造・加工、設計・測量、環境緑化など、様々な学びを通じて知識・技術を習得していきます。食、水、自然環境など切り口は異なりますが、いずれの科においても、私たちが健康で心豊かに生きることそのものに直結する活動に取り組んでいると言えるでしょう。
 異校種の学校(小・中学校、他の職業学科を設置する高校等)と連携・協働した学習活動のほか、地域の企業・団体や、大学などの教育機関・研究機関との連携による活動も数多く展開しています。ICT機器やドローンを利用したスマート農業の取組など、最新の技術を駆使した学びを通じて、今後も、農業や林業、造園業、土木・建設業、食関連産業、流通業といった、北海道を支える産業の未来を担う人材を育成し送り出していくことが期待されます。
 岩見沢農業高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

岩見沢市立東光中学校を訪問しました(2023年10月18日)

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 岩見沢市立東光中学校は、昭和22年(1947年)に開校した岩見沢市内でも最も長い歴史をもつ中学校の一つです。「志」と「絆」を教育目標に掲げ、「将来の夢や理想を追求し、感謝の心を忘れず学び続ける生徒」と「社会に貢献し、責任を果たす資質を身につけ、命と愛を大切にする生徒」を目指す生徒像として、教育活動が展開されています。
 今回訪問時も、ICTを活用して参考となる資料やイメージを探したり、デジタル教科書で学びを深める様子などがみられたほか、授業の中で話し合ったり表現し合ったりする活動も随所に取り入れられており、生徒たちが穏やかな気持ちを抱きながらも前向きに学習活動に取り組んでいることがうかがわれました。
 また、本校では、以前から同じ校区を形成する岩見沢小学校・東小学校の両校と連携した取組を行っていますが、岩見沢市では「コミュニティ・エリア構想」の下、学校と地域が一体となって義務教育9年間の教育活動を展開することとしており、今後、従来の取組と新たな取組が融合し、更なる学びの充実が期待されます。
 東光中学校の教育の概要については、岩見沢市の公式サイト内のページもご覧ください。

由仁町立由仁小学校を訪問しました(2023年10月13日)

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 由仁町立由仁小学校は、「自ら学び 心豊かで たくましく生きる子どもの育成」を学校教育目標に掲げ、子どもたちが学ぶ意欲にあふれ、安全・安心に生活することができ、豊かな心と健やかな体を育んでいけるような学校を目指して様々な取組が行われています。
 今回訪問時も、ICTを活用して個々の学びへの意欲を引き出す工夫をしていたり、発表や表現等の活動でも、児童が互いに心を開き合って楽しく学習している様子が随所にみられ、学校が目指している教育が着実に進められていることがうかがわれました。
 本校では、同じ町内の由仁中学校と施設隣接型の小中一貫教育(小中一貫型小学校・中学校)を進めており、共通の目指す子ども像(目指す15歳の姿)として「ふるさと由仁を愛し 共に未来を創造する 心豊かでたくましい子」を掲げています。義務教育9年間の連続性を踏まえた統一的・一貫した指導により、学習面、生活面、そして地域とのつながりの面でも充実が図られ、明るく心豊かな子どもたちがさらに伸びやかに成長していくことが期待されます。

栗山高校を訪問しました(2023年10月13日)

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 栗山高校は、大正6年(1917年)に開校した私立栗山裁縫学校を源流とし、昭和4年(1929年)に開校した公立栗山実科高等女学校への吸収を経て、戦後、道立移管とともに男女共学化し現在の栗山高校となりました。
 福祉のまちとしての取組を長年行っている栗山町との連携のもと、町立の介護福祉学校への接続をにらんだ学校設定科目「栗山と福祉」を新設し、普通科の高校ながら福祉に興味・関心のある生徒を各地から受け入れているほか、道内公立学校初となる女子硬式野球部を令和4年度(2022年度)に発足させるなど、地域との連携・協働による特色ある高校づくりを進めています。
 地域との連携は先生方同士にも及んでおり、小・中・高の先生方が異なる校種の教育活動を互いに学び合う機会を設けるなどの取組も進めています。こうした取組を通じて、道内外の広い地域から生徒を受け入れつつ、地域と共にある学校としての教育活動の充実が今後ますます期待されます。
 栗山高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

長沼高校を訪問しました(2023年10月13日)

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 長沼高校は、昭和33年(1958年)に町立高校として開校し、3年後の道立移管後も含め、60年以上の歴史を有しています。学校教育目標「未来へ羽ばたく人づくりをめざして」のもと、社会生活に適応する為に必要な生活習慣やマナーの育成、意思表明力やコミュニケーション能力など集団の中で活動する力の育成など、これからの社会を生き抜くために必要な力を育むことに力を入れています。
 地域学の導入など地域と連携・協働した学びを進めているほか、生徒が地元小学校の学習ボランティアとして参加するなど地域との結び付きを強めています。生徒は学校外の方々との関わり合いを通じてコミュニケーション能力はもとより長沼町への愛着を深めており、小中一貫教育を進めている小中学校との連携が今後進んでいくことで、地域に根ざした学校として、教育活動がさらに充実していくことが期待されます。
 長沼高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

南幌養護学校を訪問しました(2023年10月5日)

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 南幌養護学校は、昭和60年(1985年)の開校以来、南空知から石狩管内の一部にわたる広い地域から児童生徒を受け入れ、道央地区の特別支援教育を支えてきています。教育目標「一人一人が力と個性を発揮し、社会で豊かに生活する力を育む」のもと、多様な児童生徒の実態に応じながら、小学部・中学部・高等部までを設置している学校の特性を活かし、学部間の系統性・連続性のある教育を実現するため様々な取組を進めています。
 令和2年度(2020年度)からコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)を導入するなど、地域と連携・協働した教育活動を進めており、地域の様子を木製の地図に表現した「なんぽろ・おもいでマップ」を大切に保管・展示するなど、広い地域から就学している児童生徒が学校生活を過ごした南幌町への思いを忘れないよう配慮されています。
 SDGsに関連した活動が進められているのも大きな特色で、ペットボトルのふたを利用して大きな校章を表現するなど、活動を通して環境への意識を高める取組も数多く行われており、これからの時代に求められる教育活動が今後も進められることが期待されます。
 南幌養護学校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

夕張高等養護学校を訪問しました(2023年10月5日)

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  夕張高等養護学校は、知的障がいとその他の障がいを併せ有する生徒を対象とした高等部単置の特別支援学校で、重複障がいに対応した教育環境が整備されており、校舎内は基本的に段差のない完全なバリアフリー構造になっているのが特徴です。今回の訪問時は、ハロウィン等の装飾が進められていました。校舎周辺は山間地で豊かな自然環境に恵まれていることから、閑静な教育環境の良さを活かすことで生徒が落ち着いて学習に取り組んでいるのが印象的でした。
 開校来、普通科重複学級の募集を行ってきましたが、令和6年度(2024年度)からは、普通科普通学級の募集も行われることになりました。夕張市内の学校では、特別支援教育に対する専門性向上に向けたニーズが高まっています。今後は特別支援教育におけるセンター的機能を発揮され、小・中学校や高校との連携・協働による教育活動の展開、充実など、本校への期待はますます高まっていくでしょう。
 夕張高等養護学校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

夕張高校を訪問しました(2023年10月5日)

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 夕張高校では、地元夕張市による支援のほか、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)設置により構築した地学協働体制を活用した取組など、地域に根ざした、地域と共にある学校として、様々な教育活動が展開されています。
 夕張市の「夕張高校魅力化プロジェクト」で実施されている公設塾「キセキノ」における学習機会の提供、学習支援クラウドサービス料補助、模擬試験・検定試験受検料補助、ICT端末購入費補助などの手厚い支援は、北海道高等学校遠隔授業配信センター(T-base)からの授業配信による学習等と相まって、生徒の多様な進路希望の実現にもつながっています。
 夕張高校の最大の特色と言えるのが、北海道CLASSプロジェクト(地学協働推進実証事業)連携校としての実践に代表される、地域との連携や地域活性化に関わる取組です。令和5年度は、地元農作物を活用した商品開発等に取り組むなど、地域への深い理解に立脚し、地域貢献への意欲に満ちた活動が展開されています。
 このほか、夕張高校では農業協同組合からの支援や、大学・研究機関等との連携による研究・探究活動など、特色ある取組が数多く行われており、現在進みつつある地元小・中学校との連携や、道外推薦を含めた多様な入学生の受入れが令和6年度から始まることとも重ね合わせ、ますます学校の魅力が増していくことが期待されます。
 夕張高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

砂川市立砂川小学校を訪問しました(2023年10月2日)

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 砂川市立砂川小学校は、学校教育目標「すじ道を立てて考える子」「力を合わせて働く子」「進んで体をきたえる子」のもと、令和5年度は「自分が輝く 仲間と輝く 笑顔いっぱい学校」をスローガンに、児童の主体性や、他者への思いやりなどを大切にした教育活動が展開されています。
 ICTの活用など、新しい時代に求められる資質・能力の育成を意識した活動も積極的に取り入れられており、新たな学習システムの導入など、学習の効率化や学習意欲の向上につながる取組も進められています。今回訪問時も、ある時は自分を客観的に見つめるツールとして、またある時は自分のアイディアやイメージをふくらませ表現するツールとしてICT端末を活用し、学びを深めていました。
 そのほか、地域から、非常に多くの方々が学校教育活動に関わっており、地域と学校との協働により子どもたちを育てていく体制が築かれていると感じました。砂川市では、市内全ての小中学校が統合した義務教育学校の開設に向けた準備が着々と進められています。小中連携、小小連携といった取組はもとより、地域と一体となった取組がいずれの地域においても継続され、義務教育学校開設後、それがさらに深まっていくことが期待されます。

赤平市立赤平中学校を訪問しました(2023年10月2日)

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 赤平市立赤平中学校は、平成30年(2018年)に市内の中学校が統合され、市で唯一の中学校となりました。同年から使用されている校舎の内部は、木のぬくもりが感じられる広々とした空間となっており、その美しさから、生徒が大切に使っていることがうかがわれました。校舎内の各フロアには、生徒がくつろげるスペース「そらまめテラス」が設けられ、落ち着いた環境のもとで学校生活を送ることができるような工夫がなされています。
 授業の様子からは、先生と生徒、生徒同士が信頼関係を築きながら日常の学習活動を進めていることがうかがわれ、今回訪問時も、温かい雰囲気の中、生徒の実感や体感を大切にしながら学びを深めていこうとしていることが感じられました。
 このほか、コロナ禍で開催が見送られていた「赤平火まつり」協賛の「市民踊り」にも多くの生徒が参加し、事前学習の際には保存会の方々が講師として来校し、生徒もそれに応え一生懸命練習し地域への思いを深めるなど、地域と密接に結び付いた学びも大切にされています。今後、そうしたつながりも活かしながら、教育活動がより一層充実していくことが期待されます。

美唄市立東中学校を訪問しました(2023年9月27日)

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 美唄市立東中学校では、「生徒の良さと可能性を高め、未来に生きる力を育成する」ことを学校経営の重点として、隣接する東小学校から入学した生徒を「しっかりと育てる」ことを強く意識し、学びの充実などに取り組んでいます。
 また、本年度は、義務教育9年間を見通した小・中学校と地域が連携・協働した教育活動について、美唄東コミュニティ・スクール運営協議会で検討するとともに、現在、東小学校と東中学校の教職員がその準備を進めています。
 訪問時の1年B組の英語の授業では、本年4月に入学した生徒の多くが、和気あいあいとした中で先生の質問に積極的に答えており、今後、9年間を見据えた教育活動が着実に進むことが期待されます。
 東中学校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

美唄市立東小学校を訪問しました(2023年9月27日)

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 美唄市立東小学校では、「明るく美しい」「一人一人の児童を大切にしている」「信頼される」学校を目指して、隣接する東中学校や家庭、そして地域と連携して様々な教育活動に取り組んでいます。
 また、本年度は、授業での基礎・基本的な学習の強化や家庭学習の習慣化など、児童の学びの環境の充実に力を入れています。
 訪問時の4年2組の算数の授業では、多くの児童が先生の「式と計算」の説明を集中して聞いており、今後、本校において、一人一人の児童が「できた・わかった」と実感できる授業が全ての学級で展開されることが期待されます。
 東小学校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

岩見沢市立第二小学校を訪問しました(2023年9月26日)

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 岩見沢市立第二小学校は、教育目標「心身健やかに、よく考え、協調し合う子の育成」の下、目指す子ども像を「よく考え『学び合う子』」「協調し合い『認め合う子』」「心身健やかに『磨き合う子』」と設定し、その実現を目指した教育活動が展開されています。
 日常の教育活動では、ICTの活用など様々な工夫により、児童が主体的に考えを深めつつ、先生や周囲の仲間との対話から新たな気付きを得たり、多様な考え方を認め合うよう配慮しながら授業が進められており、児童が前向きに学習に取り組んでいる様子がうかがえました。
 また、同じコミュニティ・エリアを構成する上幌向中学校との連携による小中一貫した学びや、地域との連携・協働にも取り組んでおり、コミュニティ・エリア内の情報交流の場として設置されたWebページ(ブログ)でも積極的に情報発信し、今後さらに地域内の連携が強化され、教育活動がより充実したものとなっていくことが期待されます。
 第二小学校の教育活動の概要については、岩見沢市のWebページ等にも掲載されています。

岩見沢市立豊中学校を訪問しました(2023年9月26日)

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 岩見沢市立豊中学校は、校区を同じくする幌向小学校と共にほろむい地区小中接続事業を推進しており、小中9年間の学びを一体のものと捉え、発達段階を踏まえた一貫性のある継続的な指導を行うことを目的に様々な教育活動が展開されています。「『大人になること』『働くこと』に憧れを抱く子ども」を中学校区の目指す子ども像に設定し、統一的な授業スタイルの確立などに取り組んでいるほか、今回の訪問時には、親和的で温かな学校・学級風土が育まれていることが生徒の様子から随所に感じられました。
 また、地域との連携・協働による教育活動が展開されているのも大きな特色となっています。特に令和5年度においては、学校祭の中に、長年実施されていなかった地域の文化的祭典に代わる新たな多世代交流の場を創り出すことで、学校祭を地域文化祭としても開催することができました。こうした取組が、生徒にとっても、地域の方々にとっても学び合いやつながり合いを深めることにつながっており、今後の更なる教育活動の充実が期待されます。
 豊中学校の教育活動の概要については、岩見沢市のWebページにも掲載されています。

岩見沢市立北村中学校を訪問しました(2023年9月25日)

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 岩見沢市立北村中学校では、本年4月1日から小中一貫校として隣接する北村小学校とともに9年間を見通した教育活動を展開しており、本年度は北村スタイルの実践を通して「教師の“教えたい”を児童生徒の“学びたい”で織り成す授業の創造」を研究主題として、小学校と中学校の組織体制や授業の進め方などを同じ内容にそろえるとともに、これまでにも取り組んできた中学校教員の小学生への授業については、英語、音楽、保健体育で通年実施しています。
 訪問時には、中学校の教員が小学生を教える場面を見学することはできませんでしたが、昨年度に小学6年生であった現中学1年生が保健体育の授業で曲に合わせて楽しそうにダンスをしており、今後の小学校と中学校が一体となって作り上げる教育活動の更なる充実が期待されます。

岩見沢市立北村小学校を訪問しました(2023年9月14日)

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 岩見沢市立北村小学校では、隣接する北村中学校との小中一貫教育が導入され、「共に高め合い未来を創る力を育む学校の創造」を小中一貫教育目標として、様々な教育活動が展開されています。
 農業関係団体をはじめとする地域の方々との連携・協働のもと、コミュニティ・エリアを基盤として学校・家庭・地域が一体となり、地域に根ざしその特色を活かした教育活動が行われているほか、小・中のつながりを活かした合同での活動や、小学生が中学校に出向いて受ける授業の設定など、学校の特色を最大限に活かした教育を推進しています。
 ICTの活用についても日常的に行われており、今回訪問時も、いずれの学級でも児童がICT端末を駆使して主体的に学びに向かう姿勢が随所に見られ、個別最適な学びと協働的な学びの一体的実現に向け、今後ますますの教育活動の充実が期待されます。

月形高校を訪問しました(2023年9月14日)

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 月形高校は、「月形町から世界を見据え、自らの意思で行動し、自他共に思いやりの心をもつ生徒」を学校教育目標(めざす生徒像)として、少人数ではありますが、それを逆に活かしながら特色ある教育活動を展開しています。
 本校では、月形町から「月形町人づくり振興協議会」を通じて様々な支援を受けているほか、総合的な探究の時間や就業体験、地元在住のアーティストの協力によるアート作品の制作など、地域の方々から温かい支援を受けていますが、生徒たちはただ支援を受けるだけでなく、活動を通じて地域に貢献しようとする心が育まれており、現在展開されつつある地元小・中学校と連携・協働した教育活動とも相まって、まさに地域に根付いた、地域と共にある学校となっています。
 また、北海道高等学校遠隔授業配信センター「T-base」の受信校でもあり、生徒たちは地元の学校に通いながらも都市部の学校あるいはそれ以上に発展的な内容を学習することができ、いわゆる難関校などへの進学を含めた多様な進路の実現につながっています。そうした生徒個々の進路希望に応じた学習が日常的に展開されており、今回訪問時も、数学の習熟度別授業で生徒の皆さんそれぞれが生き生きと学びに取り組んでいる様子がとても印象的で、今後ますます教育活動の充実が期待されます。
 月形高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

岩見沢高等養護学校を訪問しました(2023年9月12日)

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 岩見沢高等養護学校は、肢体不自由のある生徒を対象とした高等部単置の特別支援学校で、普通科と専門学科(工業科、商業科、生活科学科)合わせて4学科を設置しています。生徒は全道各地から入学しており、ほぼ全ての生徒が寄宿舎で生活しながら学んでいます。障がいの状況に応じた自立活動など、日常生活の質の向上を図るための学習活動の充実はもちろんですが、通常の高校と同様の教科等が設定され、様々な学びが展開されることで、生徒の社会的自立につながっています。
 近年は、テレワークなどICTを活用できる企業等への就労など進路も多様化していますが、それぞれの強みを活かしながら夢や希望が実現できるよう、生徒個々の特性に応じた学習内容の工夫など、教育活動の更なる充実が期待されます。
 岩見沢高等養護学校の教育活動の様子については、学校の公式サイトもご覧ください。

岩見沢西高校を訪問しました(2023年9月12日)

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 岩見沢西高校は、北海道庁立岩見沢高等女学校を源流とし、戦後の学制改革後に男女共学となり現在の校名となった、創立から百年近い歴史のある学校です。平成24年度(2012年度)から単位制が導入され、生徒が幅広い科目から自分の希望進路等に応じて学ぶ科目を自主的に選択するという単位制のよさを活かしながらも、1~3年の年次に応じて、何を、どのように学ぶかをしっかり考えさせ、キャリア意識を育てることに力を入れており、進学から就職まで多様な進路希望の実現につなげています。
 今回の訪問時も、様々な場面で生徒たちが互いに目配りし合い、気に掛け合い、助け合う様子がうかがわれました。これから岩見沢東高校との統合を控え、それぞれの学校や生徒たちのよさがうまく引き継がれていけばと改めて感じました。
 岩見沢西高校の教育活動の様子は、学校の公式サイトもご覧ください。

岩見沢東高校を訪問しました(2023年9月12日)

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 岩見沢東高校は、全日制は北海道町立岩見沢中学校を、定時制は岩見沢町立夜間中学校を源流とする学校で、令和4年(2022年)には、創立全日制100周年、定時制80周年記念式典が開催されています。
 普通科単置の学校ですが、探究学習の充実に取り組んでおり、探究の対象を地域から世界へと段階的に発展させていくことにより、これからの時代に必要となる資質・能力の育成を目指しています。本年度も、岩見沢市や市内の事業所、道内大学等との連携により、学びの充実が図られています。
 本校は、令和7年度(2025年度)に同市内の道立高校である岩見沢西高校との統合による新設校の開校に伴い、新学科が設置されることとなっていますが、これまでの進学校としての実績に加え、探究学習やグローバルな視野を育成する活動を通じて、南空知のみならず北海道、ひいては日本の未来を担う人材の育成拠点として、さらなる飛躍が期待されます。
 岩見沢東高校の教育活動の様子は、学校の公式サイトもご覧ください。

滝川高校を訪問しました(2023年9月11日)

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 滝川高校は、滝川高等女学校を源流とし、開校以来90年以上の歴史を持つ高校です。現在、学科としては普通科と理数科が設置されていますが、理数科の開設からも50年以上の時を刻んでおり、地域の伝統校としての歩みを着実に重ねています。
 滝川高校では、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を継続して受けており、先進的な理数教育の実施をはじめ、創造性、独創性を高める指導方法や教材の開発などに取り組んできていますが、そうした取組が、「総合的な探究の時間」を核とする教科横断的な探究活動の充実にもつながっており、より創造性豊かな人材が求められるこれからの社会において、本校への期待はますます高まっていくものと思います。
 滝川高校の教育活動の様子は、学校の公式サイトもご覧ください。

滝川工業高校を訪問しました(2023年9月11日)

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 滝川工業高校は、空知管内唯一の工業高校として、地域産業を担う人材を数多く輩出しています。現在設置されているのは電子機械科と電気科の2学科で、それぞれの分野の基礎的・基本的な知識・技能の習得はもちろん、学びを通して地域社会に貢献できる実践力を育む教育を展開しています。
 これまでの取組として、例えば、滝川市と連携した「スマート水田実証プロジェクト」において、自動給水栓制御装置の製作やアナログはかり用測定値通知装置の開発など、最新の技術を農業等の実際の現場にどう取り入れ、活用していくかについて探究を深めています。こうした探究心や高い目的意識は各種資格の取得にもつながっており、卒業する頃には、即戦力となりうる人材として地域の企業等から期待をもって迎えられています。そして、地域からの期待は、インターンシップをはじめ実習等における地元企業からの多大な協力などに表れており、教育活動の充実につながっています。
 滝川工業高校の教育活動の様子は、学校の公式サイトもご覧ください。

砂川高校を訪問しました(2023年9月11日)

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 砂川高校は、多彩な選択科目から生徒が自分の興味・関心や希望する進路に応じて授業を選択できる「普通科単位制」の導入校であり、生徒一人一人がそれぞれの得意分野を大きく伸ばすことで、多様な進路の実現につなげています。
 砂川市からの多大な支援を受けているのも学校の大きな特色で、資格検定料、模擬試験料の補助といった経済的な支援にとどまらず、行事における施設の利用のほか、市役所と連携して実施している「ジョブスタート事業」は、生徒たちにとっては市内の企業を知り、働くことの意義を学ぶ機会となっており、参加企業の方々にとっても、仕事内容を高校生に伝えることを通じて、自らの仕事を振り返る機会となっています。
 また、様々な学習活動等を通じて道内の大学と「高大連携」に取り組んでいますが、今後、砂川市内で開設が予定されている義務教育学校との接続と併せ、小中高だけでなく、幼児教育や、大学以後の高等教育との連携も一層充実していくことが期待されます。
 砂川高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

上砂川町立中央小学校を訪問しました(2023年9月8日)

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 上砂川町立中央小学校では、子供たちに「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」が育まれる中で、「地域や社会で活躍できる人材」となることを目指した様々な教育活動が展開されています。特に、学校内外の人的・物的資源を活用した教育活動に力を入れており、年間を通して町内外の企業、行政機関、農場等での社会見学や体験学習などが行われているほか、今年の8月上旬には、5年生と6年生の6名の児童が上砂川町と縁のある福井県福井市鶉地区を訪れて、鶉小学校の児童と交流しました。
 また、ICTを活用した学習にも力を入れており、訪問時には3年生が「動物園新聞を作ろう」をテーマにパソコンソフトを駆使して、思い思いに工夫をこらした新聞のレイアウト作りに熱心に取り組んでおり、今後の主体的・対話的で深い学びの更なる充実が期待されます。
 中央小学校の教育活動の様子については、学校の公式サイト(ブログ)もご覧ください。

新十津川農業高校を訪問しました(2023年9月6日)

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 新十津川農業高校は、農業の専門高校として「農業・生活科」を設置し、2年次からは、作物の育成・栽培技術を中心に学ぶ「農業類型」と、栽培・調理技術と介護技術を中心に学ぶ「生活類型」のいずれかを選択する類型コース制が展開されています。
 令和4年度(2022年度)から校舎老朽化に伴う大規模改修が進められていましたが、このほど「改築棟」部分が供用開始され、道産木材がふんだんに用いられた校舎内は、落ち着いた中にも明るい雰囲気に包まれており、生徒の学習意欲をこれまで以上に引き出していくことが期待されます。
 新十津川農業高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

雨竜高等養護学校を訪問しました(2023年9月6日)

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 雨竜高等養護学校は、知的に障がいのある生徒を対象とした高等部単置の特別支援学校で、農業科、生産技術科、窯業科、木工科、工業科の5学科編成で学習活動が進められています。今回の訪問時も、現場実習等の合間を縫いながら、それぞれの学科で様々な活動が行われており、11月に予定されている学校祭に向けた制作等も本格化しつつある中、生徒の学習に向かう強い意欲が感じられました。
 本校では、長年地域貢献活動等にも力を入れており、9月1日には、「雨竜町開拓記念式」において、これまでの地域への貢献が認められ、雨竜町から特別表彰を授与されました。最近でも、地元の特産物である米のもみ殻を利用して釉薬を作り、焼き物を製作していますが、もみ殻釉薬が醸し出す深い青みがかった色合いは、新たな地域の特産品となる可能性を感じさせるものでした。こうした地域との関わり等も含めて、生徒が今後さらに学びを深めていくことが期待されます。
 雨竜高等養護学校の教育活動の様子については、学校の公式サイトもご覧ください。

奈井江商業高校を訪問しました(2023年9月6日)

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 奈井江商業高校は、空知管内唯一の商業科単置校です。1学年1間口の小規模校ですが、それを利点として活かせるよう様々な工夫がなされています。例えば、令和5年度(2023年度)入学生の教室では、教室内が広く使えることから、机を複数組み合わせて1人当たりの机上スペースを広く使えるようにするなど、生徒一人一人がその特性や学習場面に応じて安心して授業が受けられるような工夫を取り入れています。
 また、小学生対象の学習ボランティアをはじめとする地域密着型の活動も継続的に実施されており、地域の方々とのふれあいを通して生徒が心身両面でより大きく成長する場が多数設けられているほか、長い時間をかけて生徒が自らの将来について考える場を繰り返し設け、丁寧に助言していくことで、高い就職率など生徒個々の進路の実現につながる取組も行われています。
 奈井江商業高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

秩父別町立秩父別中学校を訪問しました(2023年9月5日)

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 秩父別町では、令和8年(2026年)4月の義務教育学校開設に向け、小・中学校の一貫性・系統性を大切にした教育活動の充実を目指しています。それを受け、秩父別中学校でもICTの活用などこれからの時代に求められる資質・能力の育成に向けた教育活動に取り組んでおり、今回訪問時も、定期テストの結果を踏まえた学習の中で、丁寧に振り返りが行われていました。その様子から、日常の授業でも一つ一つの学びが丁寧に進められていることがうかがわれたほか、チャレンジテストやNRTの結果を基に学年・教科ごとに課題を丁寧に分析するなど、より高いレベルに目標をおいて学習に取り組んでいます。今後、こうした学習活動がより主体的・対話的で深い学びへとつながっていくことが期待されます。

深川東高校を訪問しました(2023年9月5日)

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 深川東高校は、旧女学校の流れをくむ商業科を主体としつつ、平成17年(2005年)に深川農業高校と統合し、商業科の学科と農業科の学科を有する学校となりました。現在は農業系の生産科学科と、商業系の総合ビジネス科を設置していますが、今や地域の特産品として定着した「りんごラムネ」を企画したのが総合ビジネス科の商業クラブであったり、小学生の園芸教室で生産科学科の生徒が先生役を務めたりと、長年にわたり地域にも大きく貢献しています。
 今回訪問時は、収穫物の販売に向けた準備や、冬に向けてシクラメンやポインセチアの栽培などが進められており、生徒たちが皆前向きに活動に取り組んでいる様子がみられ、今後も地域と連携・協働しながら教育活動が進められていることが期待されます。
 深川東高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

深川西高校を訪問しました(2023年9月5日)

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 深川西高校は、昭和13年(1938年)に開校した旧制「北空知中学校」の流れをくむ学校です。普通科単置の学校で、「進学校」的なイメージが強い傾向でしたが、多様化する生徒の進路希望に応えるために編成された類型(コース)別科目選択制によるカリキュラムが特色となっています。
 特に、新たな学校の特色となっているのが、先輩や地域と創り上げる学校行事や探究活動などの学び合いを深めていく「深西の学び F-ラーニング」です。今回の訪問時も、教室が和気あいあいとした雰囲気に包まれながらも、探究的な学びの中で自らの発見や思いを伝え合う活動などが学習活動に取り入れられており、生徒がこれからの時代に求められる資質・能力を身に付けていくことができるよう、今後の教育活動の更なる充実が期待されます。
 深川西高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

岩見沢市立東小学校を訪問しました(2023年9月4日)

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 岩見沢市立東小学校では、ICTの活用が日常的に行われていることはもとより、活用場面を通じて、児童同士が活発に意見を交換する様子がみられました。今回の訪問時には、いずれの教室でも、児童が生き生きと学習活動に取り組んでおり、何といっても、児童も先生方も本当に楽しそうに学びを進めていることが印象的でした。
 また、地域との連携・協働にも積極的に取り組んでおり、今回の訪問時には、家庭科の「ソーイング」の学習に、複数の地域の方々が参加され、授業の中での習得が難しい裁縫の技術について、児童それぞれの状況に応じた助言や支援をいただくなど、地域の方々が学校と一体となって児童を育てていこうという気運が高まっていることが感じられ、今後の教育活動がさらに充実していくことが期待されます。

美唄尚栄高校を訪問しました(2023年9月4日)

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 美唄尚栄高校は、空知管内唯一の総合学科設置校で、平成23年(2011年)の開校以来、統合前の各高校に設置されていた普通科・工業科・農業科・商業科・家庭科の大学科を融合した総合学科として、文理教養・フード・メカトロエンジニア・情報通信マネジメント・デザインの5つの系列を設け、生徒一人一人の興味・関心に応じた教育活動が展開されています。
 また、美唄市内の小学校で推進されている地域学習「農業科」への協力や、様々な設備を有する学校の特色を活かし、本校を会場に小学生の職業体験学習が実施されるなど、地域との連携・協働にも積極的に取り組んでおり、今後、教育活動の更なる充実が期待されます。
 美唄尚栄高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

美唄聖華高校を訪問しました(2023年9月4日)

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 美唄聖華高校は、道内で唯一、全日制の衛生看護科単置の道立高校です。「五年一貫教育」として、最短期間で看護師国家試験の受験資格を取得できるようカリキュラムが編成されており、ほぼ100%に近い新卒の国家試験合格者を毎年輩出するなど、その実績は全国的にも高く評価されています。
 その一方で、高校生としての学びの場でもある3年間の衛生看護科と、看護師の資格取得に向けた学びを本格化させ、大人としての自覚を高め、社会人としての基礎を身に付ける場でもある2年間の専攻科看護科がそれぞれの役割を果たしながら、学校としての機能を発揮することも求められています。
 今回の訪問時は、実際に病院等の医療現場で行う「臨地実習」や「戴帽式」を前に、ベッドメイキングやバイタルサインの確認など実践的な内容について繰り返し確かめ合っていましたが、生徒たちからは、臨地実習に向け改めて気持ちを引き締めている様子が伝わってきました。実習を通じて、医療によって社会に貢献するという自覚がさらに高まっていくことが期待されます。
 美唄聖華高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください。

川端教育委員が空知管内の学校を訪問しました(2023年7月14日)

 北海道教育委員会の 川端 絵美 委員が空知管内の学校を訪問しました。

歌志内市立歌志内学園

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 歌志内学園は、義務教育学校として開校してから3年目を迎えました。今回の訪問でも、義務教育9年間を見通した授業スタイル・流れが1~9学年全てで徹底されているほか、ICTを有効に活用した学習活動が定着しており、どの授業でも児童生徒が集中して学習に取り組んでいました。
 今回の訪問では時間割の関係で実際の活動は拝見できませんでしたが、歌志内学園では学年を縦割りにした異年齢交流の充実にも取り組んでおり、隣接する認定こども園との交流等を通じて、他者への思いやりやコミュニケーション能力の醸成にも力を入れています。地域が学校や児童生徒と協働し温かく支えていることが教育活動の端々から感じられ、今後、取組の更なる充実が期待されます。
 歌志内学園の児童生徒が活躍する様子については、学園の公式サイトもご覧ください(今回の訪問の様子も紹介いただいています)。

北海道芦別高等学校

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 芦別高校は、令和4年度、芦別市教委との連携で実施している「芦別市地方創生塾」の一環として高校生カフェ「YOTTE(ヨッテ)」を開催し好評を博しましたが、今回の訪問では、授業の見学などのほか、担当教員から、令和2年度以降、学校で取り組んできた探究活動のあゆみを振り返り、今後どのように改善・充実を図ろうとしているかについて説明をいただきました。高校生カフェが、実際には学校の探究活動の中では「地方創生ゼミ」を選択したグループの活動にとどまっていたことから、今年度は「高校生カフェ」を題材に2学年全体がグループに分かれ、テーマ別に活動を推進しているとのことで、より詳細な情報分析や学校外の方々との意見交換を通じて、考えが深まり、探究活動を通じた地域創生の取組がさらに充実していくことが期待されます。
 芦別高校の教育活動の詳細については、学校の公式サイトもご覧ください(今回の訪問の様子も紹介いただいています)。

赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設

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 赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設は、旧住友赤平炭鉱立坑櫓のヤード内部や、実際に炭鉱で使用されていた大型掘削機械等を展示している自走枠整備工場を、実際に炭鉱で仕事をされていた方のガイドのもと、見学できる施設です。石炭を坑内から運び出していたトロッコのほか、様々な設備、機械、計器類など、往事の面影をそのまま保存し見学できるようになっており、非常に貴重な遺産となっています。
 設備以外の面でも、火災などの事故防止のために、いかに多くの配慮や工夫がなされていたかについて、詳しく、そして分かりやすく説明をいただきました。
 本ガイダンス施設の詳細については、赤平市のWebサイト及びFacebookをご覧ください。

今年4月開校の「そらち自然学校」にて各種プログラム等への参加者募集中です

 令和5年(2023年)4月、沼田町に「そらち自然学校」が開校しました。「そらち自然学校」は沼田町幌新地区の森林を開拓した「ほろしんの森」を活動拠点に、子どもから大人まで幅広い年代の方々が、自然の中での遊び等を通じて自然の豊かさや面白さ、自然の保全等を伝える様々な活動を行っています。
 「森のようちえん」や「羊毛クラフト」をはじめ四季を通じてアクティビティ等が提供されているほか、公開講座の開催や「森あそびサポーター」の募集も行われていますので、興味がある方は是非下記URLからWebページをご覧ください。また、Facebookでは最新の情報を更新していますので、当該アカウントをお持ちの方は下記URLからご覧ください。

岩見沢市立志文小学校の児童が空知総合振興局にて訪問学習を行いました(5月31日)

 5月31日、岩見沢市立志文小学校の4年生の児童が、まちの人口減少の要因や人口を増やすための方法について学びを深めるため、空知総合振興局を訪れました。タブレット端末を利用しながら、元気に学習活動に取り組む児童の姿が見られました。
 児童の活動の様子などが掲載されていますので、下記URLから「そらち・デ・ビュー」Instagram、「空知総合振興局」Facebookの投稿を是非ご覧ください。
※当該SNSアカウント未所持の方は閲覧できない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

岩見沢農業高等学校の生徒たちが空知総合振興局庁舎前の花壇づくりを行いました(2023年5月23日)

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 5月23日、岩見沢農業高等学校生活科学科の生徒たちが空知総合振興局庁舎前の花壇づくりに取り組みました。生徒たちが心を込めて育て、植えた紅白の「ベゴニア」により花壇がきれいに彩られていますので、お近くにお越しの際には是非お立ち寄りください。
 詳細は、下記「そらち・デ・ビュー」等の投稿をご覧ください。

学校の教育活動の様子(地方教育行政視察等から)

北村教育部長が空知管内の学校を訪問しました(2023年4月24日)

岩見沢市立南小学校

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 岩見沢市立南小学校では、岩見沢市が進めている中学校区単位での「コミュニティ・エリア構想」に基づく小中連携・一貫教育を目指した指導や、総合的な学習の時間を中心に展開している地域との連携による「プロジェクト学習」などの取組に力を入れています。
 また、南小学校は道教委の体育専科教員活用事業の実施校となっており、訪問時は、体育専科教員を活用した体育科の授業などを見学しましたが、体育の授業はもとより、いずれの授業でもICT機器を活用して児童それぞれの学習状況に応じた指導や、他の児童の実技や意見等のよさに着目させる授業が展開されており、今後の更なる教育活動の充実が期待されます。

岩見沢市立明成中学校

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 岩見沢市立明成中学校では、「自主・自律」をキーワードに「チームで挑戦・協働・貢献」し「学び続ける学校」「社会とつながる学校」を目指した取組を進めています。特に今年度は、失敗を恐れずチャレンジすることを第一に様々な教育活動が展開されています。
 そのほか、岩見沢市全体で展開され、本校でも長年取り組んでいる「ピア・サポート」を生徒間の人間関係づくりの土台に据えて全ての教育活動が進められており、訪問時においても、話し合いなど協働して行う活動の中で他者の意見等を尊重しながら授業が進められており、良好な人間関係づくりと挑戦することを奨励する校風のもと、生徒たちがより主体的・対話的で深い学びへと向かっていくことが期待されます。

北海道美唄養護学校

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 美唄養護学校では、美唄市や岩見沢市など空知管内を中心に各地から児童生徒が小学部・中学部・高等部に就学し学んでいます。「児童生徒の主体的に生きる力を伸ばし、地域社会の中で豊かに生活する人を育てる」という学校教育目標のもと、通学生のほか、寄宿舎で生活している児童生徒や、在宅で訪問教育を受けている児童生徒も、それぞれの障がいの特性等に応じて学びを進めています。
 訪問時も、4月からともに学んでいる仲間が考え・感じていることを見聞きし合う活動を通じて他者との関わり合いについて考えさせる活動に取り組んでいました。児童生徒が将来的にそれぞれの暮らす地域において豊かな生活を送ることができるよう、学校教育活動全般を通じて様々な工夫がなされており、今後、こうした活動の更なる充実が期待されます。

北海道美唄聖華高等学校

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 美唄聖華高校は、道内で唯一全日制の衛生看護科単置の道立高校で、高校3年間の衛生看護科と、2年間の専攻科看護科で継続して学ぶ「五年一貫教育」により、最短期間で看護師国家試験の受験資格を取得できるようカリキュラムが編成されているのが特色となっています。そうした特色から、美唄市内や近隣市町ばかりでなく全道各地から生徒が入学しており、遠隔地の生徒のための寮(寄宿舎)が設置されています。
 美唄聖華高校では、他の高校と同様に、普通教科(国語、数学等)の授業や部活動なども行われていますが、看護に関する専門分野の教科が学年を追うごとに増えていき、実際に病院等の医療現場で行う「臨地実習」等を通じて実践的な力を身に付けることができるようカリキュラムが工夫されています。医療現場においても人手不足が指摘されている現状から、未来の看護人材を育成する美唄聖華高校には、今後ますます大きな役割が期待されます。

教育局事業や研修から

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