北海道立図書館「図書館活動支援事業」の活用
12月に泊村で行われたのに続き、今回は倶知安町(倶知安小学校会場)で北海道立図書館の図書館活動支援事業「学校ブックフェスティバル」が開催されるということで事業の様子を視察し、取材を行いました。
【令和5年度の図書館活動支援事業】
①市町村支援事業 ②学校図書館支援事業
③支援貸出事業+学校図書館協力貸出し
倶知安町教育委員会では、②学校図書館支援事業の「学校ブックフェスティバル」を活用し事業を実施しました。
取材レポート⑧~倶知安小学校「学校ブックフェスティバル」~
事業運営について
【主催】倶知安町教育委員会
【実施会場】倶知安町立倶知安小学校
【実施日】実施日:令和6年2月27日(火)
【事業支援・協力】北海道立図書館
【事業視察・取材】後志教育局社会教育指導班
※倶知安小学校は全校児童200名をこえるため、低学年と高学年の2回に分けて実施しました。
学校ブックフェスティバルの流れについて
前日 道立図書館職員が倶知安小に到着し、本を並べたり会場の確認を実施
当日
9:00 後志教育局社会教育指導班が俱知安小到着
9:10 管理職へ挨拶後、会場視察
9:15 体育館で担当者打合せ
9:20 低学年(1~3年生)児童入場
9:25 学校ブックフェスティバル(低学年の部)
10:10 閉会後、高学年向け図書を並べる
10:20 高学年(4~6年生)児童入場
10:25 学校ブックフェスティバル(4~6年生)
11:10 閉会後・残った本及び会場の片付け
12:00 撤収完了
事業の様子
(上左)教育委員会職員による「本に関するクイズ大会」の様子です。国語で習う物語文に関するクイズが出題され、大変盛り上がりました。
(中央)学校にはあまりないしかけ絵本が体験できます。(しかけ絵本の貸し出しは行っていません)
(上右)「おはなし迷路」を楽しむ児童たち、途中で間違った道をいくとお話が変な終わり方をしてしまいます。「むずかしいよ!」と言いながらみんなで協力して最後まで読み切りました。
(上左・中央)児童たちが本を選んでいる様子です。普段出会えない本がたくさんあり、どれにしようか最後まで迷っている児童がたくさんいました。
(上右)本の貸し出しは学年ごとに行われました。本の登録と貸し出しカードの抜き取りをしているのは渡邉校長と髙橋教頭です。学校職員も一体となってイベントの運営を行っていました。
事業を終えて
倶知安町教育委員会社会教育主事より
今回、学校ブックフェスティバルの担当をした俱知安町教育委員会の品田 たまみ社会教育主事は「1500冊の本を一度に借りられるのが本当にありがたい。今回の事業を通して、本の選び方や会場設営の方法を知ることができて運営側(教育委員会)も有意義な事業であった。普段出会えない本を見てキラキラした目で楽しそうに本を読んでいる児童の様子を見て、私たち運営も学校ブックフェスティバルをやってよかったという気持ちになった。」と語っていました。
子どもたちの読書推進のため、学校と教育委員会が一体となった倶知安町の取組をぜひ参考にしてください。
学校図書館支援事業「学校ブックフェスティバル」を活用するには
令和6年度に道立図書館の「学校図書館支援事業」の活用をお考えの方は道立図書館のホームページをご確認いただき、不明な点があれば直接道立図書館へお問合せください。(申込締切:令和6年3月6日)
※令和6年度は、道立図書館の長寿命化改修工事の都合から、実施時期には一部制限があります。
後志教育局社会教育指導班 |
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TEL:0136-23-1985 |