がん教育に関するページ

がん教育

 生涯のうち国民の約2人に1人がかかると推測されるがんをめぐる状況を踏まえ、平成29年・30年に改訂された学習指導要領において、中学校及び高等学校の保健体育でがんについて取り扱うことが明記されました。また、政府が策定した第4期のがん対策推進基本計画には、「こどもが健康と命の大切さについて学び、自らの健康を適切に管理するとともに、がんに対する正しい知識、がん患者への理解及び命の大切さに対する認識を深めることが大切である。これらをより一層効果的なものとするため、医師やがん患者・経験者等の外部講師を活用し、こどもに生活習慣や遺伝子等のがんの発生に関する基本的な情報も含めたがんの正しい知識やがん患者・経験者の声を伝えることが重要である。」と示されており、外部講師の活用を含めたがん教育の充実に向けた取組を推進していくことが重要です。

がん教育等外部講師連携支援事業

 がん教育を実践するに当たっては、がんに関わる多様な人材が参画し、それぞれの専門性や経験を十分に活用しながら指導を行うことが重要であり、地域や学校の実情に応じて、学校医や科学的な知見を有する専門医等の外部講師の協力を得たり、がん経験者等の協力を得たり、がん経験者等の協力を得たりすることが大切です。
 がん教育の企画から評価・まとめに至る一連の手順やその留意事項、外部講師との連携に関わる実践例等を掲載しています。

学校におけるがん教育の手引

 がん教育の充実を図るため、関係団体等の協力を得て「がん教育外部講師リスト」を作成しました。外部講師の派遣を希望する学校は、「学校におけるがん教育の手引」及び「がん教育外部講師リスト」を参照の上、直接団体・施設の連絡先に連絡をするか、派遣調整を希望する場合は、健康・体育課まで連絡願います。

◆実践事例

がん教育動画『onちゃんと学ぼう!』

 動画は、乳がんサバイバーであり、国のがん対策推進協議会メンバーでもある阿久津友紀さん(北海道テレビ放送株式会社)を講師として、がんに関する自身の経験を基に作成した、それぞれ約10分のコンテンツで、「がんってなんだ?」「家族ががんになったら?」「自分ががんになったら?」の3種類です。がん経験者と共に働くアナウンサーの生の声を入れ、がんの発生までをアニメーションにするなど、児童生徒にわかりやすい内容となっています。

〇 制作 武田薬品工業株式会社
〇 協力 北海道テレビ放送株式会社、北海道、北海道教育庁
〇 講師 北海道テレビ放送(株)東京編成業務部長 阿久津 友紀 氏
(厚生労働省・がん対策推進協議会委員)

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