檜山のあらまし

沿革

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 「檜山」という地名は、現在の檜山地方南部に自生していたヒノキアスナロの材質が「ヒノキ」に似ていることから、生育している山を檜木山(ひのきやま)と呼んでいたことに由来するといわれています。
 檜山奉行所が江差に移設され、ヒノキアスナロの伐採と植林事業を行いつつ、一般民政をも取り扱ったことが管内における公的機関のはじまりです。
 1897年(明治30年)北海道官制の改正により、檜山支庁が設置され、現在は7町約2,630kmの面積と33,406人*の人口を有しています。
 管内は江戸時代の後期以来明治の中期まで、ニシン漁業が活況を呈し、本道における産業、商業の中心地として発展し、独特な文化を形成しました。
 以来、農業、林業、漁業といった第一次産業を中心として発展しつつあります。
 一層の発展と安定化のため、道路、港湾、空港等の整備とともに、豊かな水産資源と農産、林産資源の開発が、今後大いに期待されています。
 *令和4年1月現在

地理

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 本道の南西部、渡島半島の西北に位置しています。
 西部は日本海に面して平野が少なく、波状性丘陵地あるいは、波状性段丘地が多くなっており、江差町の西北61kmの沖合には奥尻島があります。
 北部には後志利別川、南部には厚沢部川、天ノ川等があり、その流域はいずれも肥沃な農耕地になっています。
 また、日本海に面する西海岸線は、波濤に浸食されて奇岩、怪岩が多く檜山道立自然公園の景勝の地となっています。
 しかし、丘陵が海岸に迫っているため、陸路の交通の発達は遅れ、更に平成26年5月11日をもって函館本線と結ぶ江差線が廃線となり、管内の交通はほとんどバスに頼っているのが現状です。

気候

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 管内は、北上する対馬暖流の影響をうけて、比較的温暖で、全道でも気温の高い地域となっています。
 しかし、夏季を除いて一帯に風が強く、全道でも有数の強風地帯です。
 雨量は全道平均並みであり、積雪量は沿岸部では少なく、山間部では比較的多くなっています。

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