(平成29年11月27日)
この度、道教委では、平成29年度に実施された全国学力・学習状況調査の調査結果
等を分析し、報告書として取りまとめました。
本報告書では、全道の詳細な状況や管内別の状況、そして、道教委による市町村名
を明らかにした公表に同意いただいた市町村の状況を掲載しています。
1 平均正答率の推移
2 調査結果のレーダーチャート図
3 正答率の状況
2 各管内の状況
胆 振 |
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※胆振管内については、学力調査実施日における暴風・大雨の影響で、全体の児童生徒数に対して、当日実施した学校の児童の割合が5.7%、生徒の割合が4.5%であり、管内全体の状況を示すことができないため、「1 管内の平均正答率のばらつき」「2 各管内の状況」に、胆振管内の結果は掲載していません。

3 市町村の状況及び学力向上策
【資料編】 北海道の学力向上関連の取組の検証及び改善に向けた取組
1 成果と課題
平成29年度全国学力・学習状況調査 「北海道版 結果報告書」の公表における教育長
コメント(11月27日)
○本報告書は、教科に関する調査と質問紙調査の結果を多角的な観点から分析し、成果と課題を示 すとともに、教育委員会や学校等における学力向上の取組の参考となるよう、課題解決に向けた方策 を掲載しています。
○本道の状況は、全国の平均正答率との差が縮まるなど改善の傾向が見られますが、記述式問題で全国より無解答率が高いことや、授業の目標や振り返りが子どもたちに十分に意識されていないこと、望ましい生活習慣が十分身に付いていないなどの状況も見られることから、子どもが課題意識をもって粘り強く学習に取り組み、振り返りを通して学んだことを実感できる授業等の質的な改善や、家庭や地域と連携し、発達の段階に応じて自ら家庭学習に取り組む習慣を形成する取組など、更なる授業改善と望ましい生活習慣の確立に向けた取組が必要であると考えています。
○道教委では、本道の子ども一人一人が、社会で自立するために必要な学力を確実に身に付けることができるよう、学校、家庭、地域、行政が、将来の北海道を担う子どもの姿を共有しながら一体となって学力向上に向けた取組を更に推進していきたいと考えておりますので、教育関係者や保護者の方々はもとより、広く道民の皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。