部活動の地域展開の背景
部活動は、生徒のスポーツ・文化芸術等に親しむ機会を確保するとともに、生徒の責任感、連帯感を涵養し、自主性の育成や人間関係の構築、自己肯定感を高めたりするなどの教育的意義がありますが、一方で、少子化の進展により中学生世代の人口は更に減少し、部活動の維持は一層困難なものとなっています。
また、これまで長年にわたり、部活動は教員が指導を担うことを前提として運営されてきましたが、教員の働き方改革や専門性の観点からもその体制は限界を迎えており、学校教育としての活動だけでは、生徒のニーズに応じた活動を保障することが困難となってきています。

部活動の地域展開のイメージ
部活動の地域展開とは、従来、学校内の人的・物的資源によって運営されてきた部活動をより広く地域に開き、地域全体で支えていくということや、地域に存在する人的・物的資源を活用しながら地域全体で支えることによって可能となる新たな価値を創出し、より豊かで幅広い活動に転換していく取組です。具体的には、部活動を地域クラブ活動に転換することを指します。
ただし、地域展開に向けた取組は各地域の実情に合わせて進めていくことが必要であり、進度は各地域により異なります。そのため、地域展開が困難な場合には、将来的な方向性や計画等の検討を進めながら、当面、拠点校方式による合同部活動や部活動指導員・外部指導者の配置等の部活動の地域連携を実施することにより、生徒の活動環境を確保することも考えられます。


