○ 児童の輝く心をはぐくむ体験活動の取組

 深川市立納内小学校は、空知管内深川市の北部に位置し、7学級(特別支援2学級)、全校児童59名の学校です。
 本校は、平成21年度文部科学省「『豊かな体験活動推進事業』児童生徒の輝く心育成事業~ふれあい応援プロジェクト~」の指定校として、地域の基幹産業である米作りを中心とした豊かな体験活動を通して、児童の内面に根ざした道徳性の育成を図る取組を進めています。

    納内小学校

 この日は指導者役の生産者(保護者)の指導を受けながら、5年生が「苗の手植え」に挑戦しました。
 子どもたちは、いざ田んぼに入ると、普段は感じることのない足の感触に、「ぬるーい」「足が吸い込まれる~」という声を出しながらも、腰を曲げて、手で苗を植え始めました。また、苗を植える深さや植える方向などが思うように定まらず、苗植えの難しさを体で感じていました。
 生産者の方から「昔はすべて手で植えていたんだよ」という話を聞き、子どもたちは痛くなる腰を押さえながら、昔の人の苦労を実感していました。

納内小学校2    
 手植えが終わると、第5学年児童が交替で田植機に同乗させてもらいました。自分たちよりもはるかに速く、そしてきれいに植えられる様子を見て、子どもたちは目を丸くしていました。
 田植え体験終了後には、子どもたちから生産者への質問コーナーが設けられ、「これまでに米作りをやっていてつらかったことは?」「喜びを感じるのはどんなとき?」などの質問に生産者は一つずつ丁寧に答えてくださいました。

 秋には、お世話になった方を招き、「お米試食会」や「学習の成果発表会」を行い、お米ができた喜びをみんなで味わったり、体験を通して学んだことを発表したりします。

 このように納内小学校は、米作りを通して、稲の成長を観察したり、人間の生命を支える食物について学習したりすることにより、生命の尊さに気付くとともに、農作業を通して多くの人と触れ合うことにより、他者と積極的にかかわり、支え合って生きることの大切さを実感しています。

空知教育局生涯学習課義務教育指導班指導主事 藤谷 宏一