○ 一通の手紙
「赤い羽根共同募金をお願いします」の呼びかけを耳にする季節が来ました。
募金の期間は、10月1日から12月31日までですが、実は、「赤い羽根共同募金」は、1947年に「日本に寄付の文化」を根付かせたいという思いで始まりました。
いつでも、どこでも、自分から進んで寄付ができ、そのことでさわやかな気持ちが持てるような習慣をということだったそうです。その基本は、「寄付する人も募る人もボランティア」という言葉で表わされています。
さて、この赤い羽根共同募金に関わって、学校に一通の手紙が届けられました。
|
前 略
突然お便りしましたのは、貴校の児童を誉めていただきたいためです。 10月11日、午後3時頃、棒二デパート入口前で、赤い羽根共同募金に立ちましたところ、上湯川小学校5年の男児3名が、少ないであろうお小遣いから募金をしてくれ、それだけではなく、3名は、市電主催のオリエンテーリングスタンプラリーに参加中で、待ち時間調節の間合いを(朝からの参加で疲れていたでしょうに)私どもと一緒に募金協力への呼びかけも懸命に手伝ってくれたのです。 3名の気持ちの良い元気な呼びかけは、通る人たちの笑顔を誘い、例年にない募金の多さを得ることができました。
何よりも、お礼状を思いついたのは、赤い羽根共同募金での街頭に立つ一番の目的である「互いに助け合えれば」の意思伝達が、デパートの前を往来する方々に、少年たちの心のこもった呼びかけで、しっかりと届けられたからです。 3名の児童を通して、上湯川小学校の児童たちの持つ子供らしい明るさ、活発な行動力を伺い知ることができたように思います。
毎年、募金に立つ私共夫婦は、この年、良い時間を過ごせ、少年たちに感謝しています。 どうぞ、校長先生からこのお礼の気持ちを伝えてくださるようお願いします。 また、良い生徒さんを育てるご指導にも敬服いたします。
かしこ |
この手紙から、赤い羽根共同募金の精神である「たとえ少しでも、自分のできる範囲で助け合おう」を率先して実行してくれた5年生の姿が目に浮かぶとともに、実に誇りに思いました。
地域の方から、このような励ましのお手紙をいただけたことに心から感謝し、これからも教職員が一致し、「みんな輝け、上湯っ子」の育成を目指し、がんばりたいと思います。
函館市立上湯川小学校 校長 鈴木 洋美