スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 教育庁 > 教育政策課 >  メールマガジン未来人「本の話・図書の話」2


最終更新日:2017年8月09日(水)


メールマガジン未来人「本の話・図書の話」2


No.57 2011年03月22日発行 【本の話・図書館の話】vol.35

■子どもたちの笑顔が満開!学校ブックフェスティバル

 道立図書館では、市町村立図書館(室)への活動支援事業として「学校ブックフェステ
ィバル」を開催しています。
 読書ボランティアによるお話し会とともに、2,000冊程の本を体育館に無造作に並べ貸
出します。開始の合図とともに、子どもたちは競うように本を選びます。特別な本を用意
するわけではないのですが、普段とは違う本選びの場が子どもたちに新鮮な印象を与えま
す。20分も経過すると本を両手に抱え、笑顔いっぱいで貸出カウンターに列をつくりはじ
めます。 
 子どもの読書離れ活字離れが言われて久しいですが、子どもたちに実際に接してみると
、本を読みたい、読書を楽しみたいという強い欲求を肌で感じます。
 道内では、未だ図書館が設置されていない自治体や書店がない地域がたくさんあります
。そこに住む子どもたちには、図書館施設を整備するだけでなく、学校や民間団体など大
人たちが連携・協力して本に触れる、読書に親しむきっかけづくりを進める必要がありま
す。
 道立図書館においても、「子ども読書活動支援」を市町村活動支援事業の一つに位置づ
け、前記のイベントのほか、市町村が主催する事業の共同開催や学校図書館の環境改善、
読書ボランティアの育成などを実施し、北海道の子ども読書活動の推進に努めています。


No.58 2011年04月22日発行 【本の話・図書館の話】vol.36

■図書館の3要素

 国は昨年度の補正予算で「これまで住民生活にとって大事な分野でありながら、光が十
分に当てられてこなかった」として、「図書館など知の地域づくりなどの分野」への利用
を期待した「住民生活に光をそそぐ交付金」に1,000億円以上計上しました。これを
受け、交付金の1/3強が全国の公共図書館や学校図書館で司書の確保、図書の充実、施
設の増改築などに活用されることとなりました。
 図書館界では、図書館の3要素は本と司書、そして施設と言われてきました。新しい本
や魅力的な本がたくさんあること、それらの本を必要としている人々に的確に結びつける
ことのできる司書の存在が大切であることを意味していますが、まさにこの3要素に光が
注がれた結果となったのが、今回の交付金です。
 2000年の子ども読書年やOECD学習到達度調査などをきっかけに、子どもの読書
の重要性に改めて注目が集まっています。子どもと本との出会いには、豊富な本と司書の
存在が欠かせません。全国で使われる交付金を契機に、国だけではなく各自治体において
もこれからも引き続き図書館の3要素に光が注がれるよう期待しています。


No.59 2011年05月25日発行 【本の話・図書館の話】vol.37

 読みたい本や調べたいことがあった時、利用するまちの図書館。北海道では、97市町
村に設置されており、82市町村では図書館ではなく、公民館や町民センターの図書室で
活動しています。しかし、小さな公民館等の図書室でも人の力で大きく利用を伸ばしてい
る町村もあります。
 そのひとつが天塩町の社会福祉会館の図書室です。 図書室は3階にあり、施設も古く
、20~30年前の古い本が並んでいる古い、暗い、狭い図書室でした。町民からの「利
用しづらい」等の声を受け、教育委員会職員の手で、40年ぶりに図書室のリニューアル
を開始しました。まず、天井、壁を白く塗り替えると、それだけで室内が明るくなり、次
に道立図書館の運営相談を受けて、レイアウト等の改造、読まれない古い本を廃棄し、本
の購入を年2回から12回に増やすことにより、話題の本がすぐ読めるようになり、新刊
コーナーも作りました。本棚を減らし、飾り付けをし、料理の本コーナーや季節に合わせ
た展示コーナーを作る。動物の絵本を並べた「えほんの動物園」の展示では、ロビーや階
段でぬいぐるみの動物たちがお出迎え、図書室には、絵本を手にする子どもたちで溢れま
した。
 平成20年度には、利用者が2,854人、貸出冊数が3,440冊 だったのが、平
成22年度には、6,873人、9,019冊となり倍増以上の利用となりました。
 施設も古く予算も厳しい中でも、子どもに本を届けたい、そんな大人たちの思いが手作
りのリニューアルに結び付きました。道立図書館も、運営相談等で支援しています。


No.60 2011年06月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.38

■道立図書館の役割を踏まえて

 政策課題への対応を強化するとともに、道立図書館のより効率的な管理運営を図るため
この6月1日から新たな執行体制がスタートしました。 
 これまでの3部8課体制から2部1室5課体制に再編整理を行い機動的な執行体制にす
る一方、市町村立図書館等への支援や子ども読書活動への支援、さらに課題解決型レファ
レンス機能の充実・強化を図ることとし、関連予算の組み替えや充実も併せて行ったとこ
ろです。
  現在、図書館職員は、住民生活に光をそそぐ交付金を活用した3万7千冊に及ぶ図書の
充実整備で多忙の中でのスタートとなりましたが、今後は道立図書館の役割を踏まえ、道
民の読書環境改善のため、市町村や学校図書館などへの支援に新たな気持ちで取り組んで
まいりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、運営相談など拡充した事業や子ども読書活動支援に関して新設した事業のほか、
新たに専門研修を実施するなど市町村立図書館等への支援がより一層充実しますので、積
極的な活用をご検討くださいますようお願いいたします。
(新たな執行体制や市町村活動支援事業などは、「平成23年度北海道立図書館運営計
画」(道立図書館ホームページに掲載)を参照ください。)
http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/public/qulnh000000006t9.html


No.61 2011年07月27日発行 【本の話・図書館の話】vol.39

■「ちょっと気になる!?誰かが読んだ本」

 近年、書店ではべストセラー作家の新刊や受賞作以外にも、口コミや店員さんの書くポ
ップ(本に添える短い紹介文)が引き金になり、売れ筋本になっていくのも一つの方程式
だという。手書きで書かれた「絶対泣ける!」とか「本気!(マジ)、イッキに読めた」
など読後の感想は、煽り文句だなぁと思っても、ついどれどれと手が伸びる。
 さて、道立図書館では、閲覧室のカウンター前に「本日返ってきた本です…貸出できま
す」と看板の立った返却本置き場がある。利用者は、意外とこの本置き場が気になるらし
く、チラホラと寄って来ては束の間立ち止まって眺め、時には借りていく。
 読書の楽しみは人それぞれであるが、「他人の読書」もちょっと気になる(!?)もの
かもしれない。 


No.62 2011年08月29日発行 【本の話・図書館の話】vol.40

■「年間の新刊点数はどれくらい?-2010年出版界の話題から-」

 「出版年鑑 2011」(出版ニュース社 2011.6刊)が出ました。2010年
の出版界の動きを図書館的に点描します。
 2010年の新刊点数は78,354点(前年80,776点)で、前年比3%の減
少でした。また、新刊1点あたりの平均単価は2,363円で4年連続の低下でした。と
はいえ、すべての新刊を購入するには1億8,500万円の予算が必要になります。
 出版界の売上総額は1989年に2兆円の大台に乗りましたが、以来今回はじめて2兆
円を割り、1988年段階と同じ売上額に落ち込んだことになり、“出版不況”状態が続
いています。
 一方2010年は国民読書年で、国を挙げての読書推進で様々な催しが行われ、特に学
校図書館の資料充実を巡って活発な動きがありました。また、“電子書籍元年”ともいわ
れ電子書籍用端末が発売されて話題になりました。
 出版物の話題では村上春樹の「1Q84」BOOK3が大人気となったほか、岩崎夏海
の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」がミ
リオンセラーになったり、付録つきの雑誌、書籍が目立つ年となりました。図書館として
も無視できない話題です。


No.63 2011年09月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.41

■「ガリ版刷の資料が……」

 「昭和30年頃の国鉄のことを調べているのですが」
 北方資料室にいらした中年のご夫婦でした。国鉄職員をしていた父親について調べて
いるが、江別駅の駅長をしていた時期が色々調べてもわからず、最後に道立図書館に来
館されたのです。
 当室で所蔵する『北海道鉄道百年史』『北海道各駅要覧』『北海道年鑑』などの資料
には載っておらず、調べること1時間、ガリ版刷の資料にたどり着きました。
 書名は『100年のあゆみ』、昭和57年に江別駅で発行された39ページの手作り
の資料です。その中に、明治15年からの駅長名と在任期間が載っていたのです。
 道立図書館の北方資料は、北海道、旧樺太、千島に関するものを収集しています。蔵
書冊数は約25万冊、年間約12,000冊を収集しています。そのうち、図書として
書店に並んでいるものは1割程度で、ほとんどが個人、団体、企業、機関等が発行した
資料をもらい受けたものです。パンフレットや絵葉書等図書以外の資料も収集していま
す。
 あなたの身の回りにある、なにげない資料も、もしかすると50年、100年後には
貴重な資料に……。


No.64 2011年10月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.42

■「学校図書館ビフォー・アフター」

 道立図書館では、「市町村活動支援事業」として、市町村立図書館(室)の運営相談や
事業への協力・支援を行っています。その中でも、今年度は「子ども読書活動支援」に力
を入れ、五つのメニューを展開しています。
 メニューのひとつ、「学校ブックフェスティバル」について、本稿vol.35(平成23年3
月)でお知らせしましたが、今回は「学校図書館環境改善事業」についてご紹介します。
 学校図書館環境改善事業は、いわば「学校図書館のビフォー・アフター」。
 学校図書館の古い本を何とかしたいとは思っても、先生方は担任や授業その他の業務の
傍ら、なかなか図書館に手をかける時間がとれなかったり、大切な本に対して慎重になっ
てしまうということが多いのではないでしょうか。
 そこで、市町村立図書館等と連携し、道立図書館の司書が学校図書館担当職員、学校ボ
ランティア等を対象に、現在の学習内容に合わないなどで古くなってしまった資料の除架
の仕方、興味をひく本の並べ方、室内レイアウトなどについて実地で助言します。
 リニューアルされた図書館には、「先生、新しい本が入ったの?」と言って、子どもた
ちが入ってきます。
 新しい本を入れなくても印象を変えるノウハウがわかる、と大変好評の事業です。 


No.65 2011年11月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.43

■「書庫の話」

 図書館といえば……、本(資料)がある。
 当然ながらその資料は、書庫で所蔵している。
 道立図書館には、2つの書庫があり、平成23年10月現在、第1書庫には約89万冊
第2書庫には約86万冊所蔵している。狭隘化もさることながら、第1書庫は、道立図書
館が今の場所に移転してきた昭和42年から44年間、雨風に耐え、資料を守ってきた。
 道立図書館の書庫には、過去の英知が残されている。現在、収集している資料も、この
先何百年と保存され、脈々と後世に知識を残す役割も担っている。しかし、老朽化が進ん
で度重なる雨漏りが発生し、その都度、資料を濡れない場所に移動したり、外壁や屋根を
補修したり、漏れた雨を逃がす仕掛けを作ってみたり……。
 知識のほか、実は書庫には、本を愛してやまない人々の情熱も詰まっているとか。
 そんな書庫も、現在、漏水対策工事のため、足場が組まれ、すっぽりと膜で覆われてし
まっているが、この記事が掲載される11月末には補修を終える。そしてまた、これから
も雨風に耐える日々がやってくると思うと……。
 本当に頭の下がる存在である。


No.66 2011年12月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.44

■「図書館の本の活用方法」

 6月に本庁から異動して図書館で勤務するようになりましたが、列車の待ち時間も含め
て、今までの通勤時間より往復50分程度、本を読める時間が増えました。これまでの6
か月間で20冊程度読みましたから、図書館に転勤できて大変良かったと感じているとこ
ろです。
 しかし、道立図書館の資料を道民の一人でもある職員として、たくさん借りることも本
来は必要であると考えていますが、実際には現在まで1度だけで2冊しか借りていませ
ん。新しい本を買って読むことに目的意識を持つこととしたのです。
 実は、道立図書館の本は、道民に資料提供することが目的ですので、それを職員が借り
て道民が借りられない状態にすることは避けるべきだと考えて、自分で読みたい本を買う
ことにしたのです。
 私は、図書館を活用する方法の一つとして新たに考えてみました。今まで、私が本を購
入する時は、本屋さんでの視覚に訴えるものや、以前から好きな作家のものを、ある意味
では衝動的に購入していましたが、今は、開架スペースや書庫に現存する本を立ち読み感
覚でちらっと読んでから、購入することが出来るようになり、買ってしまってから後悔す
ることは少なくなりました。
 こういう図書館の利用方法があってもいいのでは、と考えています。


No.67 2012年1月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.45

■「雑誌の話」

 道立図書館の特色ある資料群のひとつとして、昭和50年に栗田出版販売株式会社から
寄贈された雑誌がある。これは戦後間もない昭和24年から40年代後半までの4,472種、
176,514冊の雑誌で、公共図書館ではほとんど購入しない漫画、風俗、娯楽誌などであ
り、戦後の世相、風俗を知る上での貴重な資料となっている。
 最近、雑誌の閲覧で特に目立つのが、この栗田出版からの寄贈雑誌の閲覧希望が多いこ
とである。一昨年、NHK朝のドラマで漫画家の水木しげる夫妻が取り上げられ、無名時代
の作品も紹介されていた。その後、同氏の作品に関心を持たれた方が氏の初期作品をこの
資料群から捜し出し、興味深く閲覧しておられた。また、著名な漫画家(故人)のプロダ
クションの方が、この世にあまり知られていないデビュー当時の作品を調査し、復刻作品
として世に出す準備をされている例もある。
 雑誌文献は、雑誌に掲載されたまま書籍にならないものが意外と多く、大衆娯楽雑誌の
場合はなおさらである。その意味においても、当館で栗田雑誌と呼んでいるこれらの雑誌
の史料的価値は高い。
 栗田出版からの雑誌寄贈は今も続けられており、この貴重なコレクションを広く道民の
皆様に知っていただきたいと日々思っている。


No.68 2012年2月29日発行 【本の話・図書館の話】vol.46

■「機械翻訳の隘路(あいろ)」

 いったん刊行された高名な物理学者の評伝が、出版元により急きょ回収されるという騒
ぎがありました。コンピュータによる機械翻訳を取り入れたために文章がおかしくなった
のです。例えば、その評伝ではイギリスの物理学者名である「Max Born」という綴りが
「ボルンを最大限にしなさい」と訳されていました。コンピュータはMaxを動詞として認
識したのでしょうか?
 一つの言葉は複数の意味を持ちます。つまり、言葉は常に揺らいでいます。それに対し
私たちは言葉の前後のつながりや全体の脈絡、語られた状況から適切なものを選び、意味
を解釈していきます。読書もその作業の積み重ねです。しかし、現在の技術では、どんな
に高性能なコンピュータでも「言葉の意味の揺らぎ」を的確に理解・判断し、自然な形で
読み取っていくことはできないと言われています。この点では、読み書きを覚えた幼児の
方がコンピュータより遥かに優秀だと言えるでしょう。
 豊かな感情を持ち、人間と会話をするロボット「鉄腕アトム」が生まれるまでには、ま
だまだ時間がかかりそうです。


No.69 2012年3月29日発行 【本の話・図書館の話】vol.47

■「街の記憶を引き継ぐために」

 昨年末、北方資料室に小さな段ボール箱を抱えた方が見えられました。事前に連絡をい
ただいていた方で、段ボール箱の中身は、夕張市の大夕張地区の写真等でした。
  大夕張は、三菱大夕張炭鉱があり、石炭で栄えた地域で、かつて、2万人を超える人
たちが暮らしていましたが、炭鉱の閉山とともに、多くの人が街を離れました。そして、
平成25年度にシューパロダムが完成すると、街自体がダムの底に沈んでしまうとのこと
です。その大夕張の街の記録を残したいと、かつて暮らしていた方を中心に集まり、資料
を集める活動をされています。
 しかし、収集した資料をどのように残していくか、悩んでいるとき、北方資料室の存在
を知ったとのことでした。
 寄贈いただいた写真等の資料は、大夕張の街並みや暮らしの様子等、当時のにぎわいや
暮らしの様子が伝わってきます。
 様々な資料を収集し、北海道の人々の暮らしの記憶を次世代に伝えたい、北方資料室の
司書の思いです。


No.70 2012年4月27日発行 【本の話・図書館の話】vol.48

■「紙のびっくり箱、しかけ絵本」

皆さんは、「しかけ絵本」を見たことはありますか? ページを開いたり、中のつまみ
を動かしたりすると、絵が飛び出したり動いたりする絵本です。ページを開くごとに、ど
んなしかけが飛び出してくるのか、私たちを楽しませてくれます。
 中でもおすすめしたいのは、アメリカ人作家ロバート・サブダ氏の作品です。独創的で
驚きに満ちた「しかけ絵本」をつくるサブダ氏は、「紙の魔術師」の異名をとっていま
す。どのように折りたたまれていたのか感心するほど大きなパーツが飛び出したり、他で
は見たことがないような動きをしたり、見る度にわくわくするしかけ絵本を世に出し続け
ています。『不思議の国のアリス』といったよく知られた物語や、『恐竜時代』などのし
かけ絵本の百科事典も手がけています。
 機会がありましたら、ぜひ驚きの詰まった「しかけ絵本」を開いてみてください。北海
道立図書館には、貸出可能なもののほか、市町村でのイベント向け貸出用としても多数所
蔵しています。


No.71 2012年5月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.49

■「ご利用ください、“レファレンスサービス”」

 みなさんは、何か知りたいことがある時どうしていますか?インターネットで調べる。
本を買って読む。誰かに聞く。ところで、図書館に聞いてみたことはありますか?
 道立図書館には日々、カウンターやメール、電話、ファックス等で様々な質問が寄せら
れます。たとえば「ふるさと秋田で昔聞いた『たんと節』の10番までの歌詞を知りたい」
「ブータン国王来日時の国会演説の全文を見たい」「栄養士として保育園給食の栄養管理
の参考になる本を」「米国で原爆を開発した土地の現在の汚染状況は?」「特定のテーマ
の裁判例を知りたい」「薬について調べたい」「ハスカップの病害虫対策について」 等
々身近な暮らしのことから仕事に関することまで多種多様です。
 図書館では、みなさんの調べものをお手伝いする業務を「レファレンスサービス」とい
い、私達は約100万冊の蔵書をはじめ、各種データベース、インターネット情報源等も調
査し、必要に応じて専門機関等にも照会しながら、迅速・的確な回答に努めています。
 暮らしに仕事に図書館を、どうぞお気軽にご活用ください。 


No.72 2012年6月29日発行 【本の話・図書館の話】vol.50

■「本の森」

 道立図書館の蔵書が100万冊を超えました。

 「本」という漢字は、「木」の下の部分に肥点(―)を加えて、指示的な方法で木の根元
を示しています。そこから物事の基本、正統の意に用い、のちに、書物を指すようになっ
たそうです(『新訂字統』から)。
 木が集まってできているのが森です。
 図書館にはあらゆる分野の、また様々な種類の本や雑誌が集まっています。図書館はま
さに「本の森」ではないでしょうか。
 森は、様々な生き物の命を育んでおり、また海の資源を守っているともいわれていま
す。さらに、森林浴に訪れる人を癒し、純真な子どもたちには、妖精が見える場所だった
りもします。
 図書館も知の源泉であり、情報拠点として「人に役立ち、地域に貢献」しています
(『図書館森時代!』から)。また、子どもたちの感受性を豊かにし、想像力をかき立て
ることができる、そんな場所でもあります。
  道立図書館では、年4回、「本の森」の奥の奥を見てもらう「書庫ツアー」も開催して
います。
  是非、一度道立図書館を訪れ、100万本を超える木々の中から、お気に入りの一本を
見つけていってください。

※参考文献
『新訂字統』白川静/著 平凡社 2004.12発行
『図書館森時代!』山本宣親/編 日本地域社会研究所 2005.10発行


No.73 2012年7月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.51

■「本を探すための本、あります。」

 皆さんは読みたい本を探すとき、何を参考にして選ぶでしょうか?
 実際に本を見て選ぶ、新聞掲載広告をチェックする、インターネットで情報を集る……
など様々な方法がありますが、テレビで取り上げられているのを見てという場合がやはり
多いのではないでしょうか。

 去る2012年3月、書評番組の「週刊ブックレビュー」が最終回を迎えました。1991年の
放送開始から21年の間に番組内で取り上げられた本は、述べ2万冊にのぼるそうです。
 この番組で18年にわたって司会を務められた俳優の児玉清さんは、芸能界きっての読書
家としても知られた人物ですが、一周忌を迎えるこの度、遺作となる書評をまとめた『す
べては今日から』という本が出版されました。
 面白い本が読みたいけれど、なかなか選ぶのが難しいという方におすすめの1冊です。

 また、道立図書館には書評の本を選ぶための参考書として、『書評の書誌2011ブックレ
ビュー索引』という本もあります。お気に入りの1冊を探してみてはいかがでしょうか?
 皆さんのご利用をお待ちしています。

※『すべては今日から』児玉清/著 新潮社 2012.4発行

※書評を選ぶ本
 ・『書評の書誌2011 ブックレビュー索引 上・下巻 』


No.74 2012年8月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.52

■「札幌今井航空灯台の話」

 ある利用者から、昭和13年、札幌今井商店の屋上に設置された札幌航空灯台について、
その後の変遷(消灯、復活、廃止等)の状況を知りたいとの質問がありました。
 札幌今井商店とは、現在の札幌丸井三越百貨店のことで、当時札幌で一番高い建物だっ
た店舗屋上に設置された札幌航空灯台については、当館所蔵資料(丸井今井百貨店関連資
料等)により、昭和12年の店舗大増改築の際に設置、翌13年には公認私設灯台として官報
に告示、当時存在していた札幌飛行場(現在の札幌北高周辺)において夜間飛行の札幌指
標となっていましたが、戦争中の空襲時は消灯、昭和36年には復活といった事実が判明し
ました。
 しかしながら、廃止等の詳細については、百貨店側でも資料が残っておらず、不明であ
るとのことでした。
 今では航空灯台のことを記憶している方は少ないと思いますが、当館所蔵資料『20世紀
わが街わが故郷』(録画テープ)では、その貴重な映像を垣間見ることができます。
 当館に寄贈された百貨店資料としては、閉店した西武百貨店札幌店(五番館)関連資料
(55点)などもあり、地域の記憶を残し、後世へ継承する貴重な資料となっています。


No.75 2012年9月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.53

 ■「図書館のネットワークでお届けします」

 いつも利用している図書館に探している本がないとき、皆さんはどうしていますか?
 日本国内では、図書だけで1年間に約7万7千タイトル出版されており、1タイトル1
冊ずつ購入しても1億円以上かかり、すべてを揃えるのはきわめて困難です。
 そこで図書館では、未所蔵の資料については、他の図書館との間で、互いに貸し借りを
行って、利用者から求められた資料を確実に提供するよう努めています。この仕組みは、
「相互貸借」といって「図書館法」に規定されています。
 道立図書館のホームページには、68の道内市町村立図書館(室)と、国立国会図書館
および全国の大学図書館等の蔵書を一括して検索できる「横断検索システム」を備えてお
り、容易に調査ができるようになっています。また、道外の都府県立図書館のホームペー
ジにある同様のシステムを使い、道外市町村立図書館の所蔵を探し出して借用することも
できます。
 このように、あなたの探している本は、お住まいの市町村立図書館(室)を窓口にする
だけで、全国の図書館のネットワークにより、手にすることができるのです。


No.76 2012年10月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.54

■「今年も『読書週間』がはじまります。」

 読書の秋。戦後間もない昭和22年に第1回目が開催されてから、今年で66回目の読書週
間がやってきます。開催期間は10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)です。
 読書週間を主催する、社団法人読書推進運動協議会では、毎年、標語を公募しており、
今回の標語は“ホントノキズナ”に決まりました。受賞者の談として、「父親の遺品整理
をした時、書斎から懐かしい本がたくさん出てきて、自分が今、本を扱う仕事をしている
ことを含めて、改めて本を通して父親との『絆』を感じた。」とありました。「本との
絆」「ホント(本当)の絆」とも読み取れる標語になっているのではないでしょうか。
 また、読書週間が始まる10月27日は、「文字・活字文化の日」に制定されています。ど
うぞこの機会に、図書館とも絆を深めていただければと思います。


No.77 2012年11月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.55

■「道民に親しまれる図書館として」

 道立図書館は、昭和42年に現在地(江別市)へ移転してから45年となります。所蔵
する図書も100万冊を超えるまでとなり、直接貸出しや、平成18年度からスタートし
たインターネット予約貸出サービスの利用も毎年伸びております。
 今年からは、6月から8月までの毎週木曜日と金曜日の夜間開館が本格実施となり、午
後7時まで利用していただいています。午後5時から午後7時までの利用者数は1日平均
60人程度となっており、利用者が道立図書館へ足を運んでいただけることは嬉しいこと
です。
 道立図書館では、「書庫ツアー」や「インターネット活用術」などのイベントや展示も
行っており、参加者からご好評をいただいております。
 これからも、イベントの開催や各種サービスの充実により、道民の皆様の図書館、親し
まれる図書館として、より多くの方に利用していただけるよう取り組んでいきたいと思い
ます。


No.78
 2012年12月27日発行 【本の話・図書館の話】vol.56

■「事は時節」

 本は発行されてからどのくらいの間、入手可能だと思いますか?
 『星の王子さま』のように長く読み継がれるロングセラーがある一方、発行からわずか
1、2年で入手できなくなってしまう本も実は少なくないのです。それは、出版社も他の
業界と同様に在庫は持ちたがらず、初版の発行部数を少なめに設定するためです。また、
重版の予定があっても、出来あがるまでの間、一時的に在庫がなくなることがあり、時に
はそれが数か月に及ぶことも。この春に話題になった『ミシュランガイド北海道』のよう
に、すぐに重版される例は逆に珍しいと言えるかもしれません。
 図書館には、利用者の資料要求に応えるためのサービスとしてリクエスト制度がありま
すが、発行から1年足らずの場合でも入手できないことがあり、発行後、間をおかずに手
配する重要性を痛感させられます。私たち司書は、限られた予算の中ではありますが、
「探し求めていた本がここにあって良かった。」と思ってもらえる図書館であるよう、出
版情報はもちろん、社会の動きにアンテナを張り、手配のタイミングを逸しないように心
がけています。


■「巳年の道立図書館雑感」

 新年を迎え、あらためて道立図書館の今年の動きについてご紹介したいと思います。
 当館は、道民の生涯学習を支援する拠点の一つとして、図書館機能の充実に努め、広く
道民へのサービスの展開を目指しており、1)「図書館の図書館」、2)「何でもわかる図書
館」、3)「道民みんなの図書館」という3つの基本方針で運営しています。
 また、図書館長の諮問機関として、図書館法第14条の規定により、「北海道立図書館協
議会」(委員は、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者
並びに学識経験のある者のうちから、北海道教育委員会が任命する。公募委員2名を含め
10名。)を設置し、幅広い視野から提言や意見をいただき、事業の点検や評価を行ってい
ます。
 現在、当館では、上記の3つの基本方針のもとに、平成25年度から29年度までの5年間で
重点的に取り組む施策目標を示した「北海道立図書館事業推進計画」の策定に取り組んで
います。「市町村支援」「課題解決型サービス」「子どもの読書活動推進」「北方資料サ
ービス」「連携する図書館」等を重点として、図書館協議会を中心に活発な議論が行われ
てきました。さらに、平成25年度は、道教委策定による「北海道子どもの読書活動推進計
画」の「第三次計画」もスタートします。
 今年は巳年。干支の「巳」は「復活」「再生」を連想させ、大いに「脱皮」したいとこ
ろですが、一方で、これまでの取組を着実に継続、発展させていくことも大切なように思
います。道民のニーズにしっかり応え、北海道全体の図書館活動を支える拠点としての役
割を果たせるよう、職員一同さらに努めて参りますので、引き続きご支援をお願いしま
す。 


No.80 2013年2月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.58

■「北方資料室の話」

 今年で創立87年を迎える当館に、北海道と旧樺太・千島など、北方地域の資料を収集
・保存・提供する独立した北方資料室が開設されたのが昭和45年。現在でこそ27万冊の
図書を所蔵している当室ですが、当時の蔵書数(図書)はわずかに約15,000冊といわれ、
利用者の方に充分なサービスを提供することはできませんでした。
 その後、多くの方々の努力により、今日のコレクションの礎が築かれてきたことについ
ては、職員としても感慨深いものがあります(詳細は『北方資料室の足跡をふりかえる』
〔『北の資料』第124号〕を御覧ください)。北方資料室としては、これからも多くの利
用者に満足していただけるよう、コレクションの充実を目指し、資料の収集を強化してい
きますので、情報の提供などについて御協力ください。
 今後、「北方資料デジタルライブラリー」の充実や『北の資料』等による資料紹介な
ど、ホームページで北方地域や北方資料についての情報を発信していくほか、平成23年
度から強化している関係機関等との連携による講演会・講座・展示会等、各種事業の実
施を継続的に進めていきますので、御期待ください。

※『北の資料』は、当館ホームページで御覧になれます。
  トップ>北方資料室>北方資料室の刊行物等


No.81 2013年3月29日発行 【本の話・図書館の話】vol.59

■「図書館職員の研修」

 道立図書館では、市町村立図書館(室)で勤務する図書館職員を対象に、様々な形態で
研修を実施しています。
 まず、集合研修として、「新任職員研修会」「中堅職員研修会」「専門研修」(子ども
読書やレファレンスサービス(※1)、地域資料などのテーマごと)があります。
 また、個別研修として、レファレンスサービス全般について受講者の希望に基づいてプ
ログラムを組み立てる「市町村図書館職員レファレンス体験研修」があります。
 さらに、市町村活動支援事業(※2)や、各管内で実施される研修会等においても講義
や情報提供をしています。
 これらの研修は、図書館職員としての資質・能力の向上を目的としていますが、設定す
るテーマは、図書館業務の専門的な事項をはじめ、接遇やプレゼンテーション、PR、I
CT(情報通信技術)の活用など多岐にわたります。
 いま、図書館では、子どもの読書活動への支援、多様化する地域住民のニーズへの対応
地域の課題解決や地域振興への支援など、社会の変化や新たな課題に対応した図書館サー
ビスが求められています。
 その一方で、専任の図書館職員は減少し、兼任職員や非常勤職員の増加が進み、研修に
参加しづらい状況にあります。
 しかし、雇用形態にかかわらず、図書館職員が基礎的な知識・技術を身に付け、専門的
な知識・技術等の向上を図ることは、図書館サービスの充実に不可欠です。
 これらの現状を踏まえ、研修効果の検証とともに参加しやすい研修の形態やICTを活
用した遠隔研修等の検討も継続します。
 研修参加者のスキルアップにより、地域に役立つ図書館サービスが展開され、地域の図
書館活動の活性化が一層図られるよう、研修内容のさらなる充実に努めてまいります。

※1:調べ物をお手伝いする業務。
※2:図書館づくりや図書館活動の活性化を図る市町村を支援する事業。 


No.82 2013年4月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.60

■「暮らしに役立つ図書館活用術」

 図書館には、本屋さんで販売されている本のほかに、国や地方公共団体、企業、各種団
体が発行する白書・年鑑・統計・文化財調査報告書・市町村史・官報や法令など様々な本
が所蔵されています。また、一般の方の自費出版本もあります。
 これらの多種多様な本は、ジャンル別に分類し、使いやすく自由に活用していただくよ
う書棚に並べていますが、「図書館には本がいっぱいあって、探している本が見つけられ
ない。」「調べたいことがあるけれど、どんな本が役に立つのか分からない。」などの声
も寄せられます。
 そんな皆さまの不安を解消する一助になればと、道立図書館では講座「暮らしに役立つ
図書館活用術」を開催しています。
 講座では、図書館サービス全般の紹介とともに、上手な本の探し方についてお話ししま
す。ちょっとした検索のコツや、図書館の機能を理解することで、疑問や課題を解決する
ヒントを得て、自分にあった便利な図書館の利用法を見つけることができます。
 今年度は、5月25日(土)に開催します。詳細は道立図書館のホームページ上でお知
らせします。
 図書館を使いこなして、豊かな暮らしにつなげてみませんか。


No.83 2013年5月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.61

■「大きな活字で本を読みませんか?」

 北海道立図書館における大きな活字の本は、高齢者や障がい者を中心として広く利用さ
れる人気のある資料のひとつです。
 医学的な意味での弱視者に対し、社会的なそれはロービジョンとも呼ばれ「全盲ではな
いけれど見えにくい人」のことを示します。「見えにくさ」を抱えている人にとって補助
具を用いることなく、読書を楽しむ手段のひとつが大活字本です。
 北海道立図書館では今春、時代小説を中心に全16タイトルの大活字本が新しく開架書
庫に並びました。
 大活字本は、この3月に策定した「北海道立図書館資料収集計画」の中で、障がい者サ
ービスのため重点的に収集する資料として位置付けられています。
 障がい者サービスの利用対象には、障がい者に加えて弱視者や高齢者といったロービジ
ョン者も想定しており、そのための資料の収集整備も行っていきます。

 新しい大活字本のタイトルの一部を紹介します。
 ・『五郎治殿御始末』      浅田次郎著 埼玉福祉会     2011.12
 ・『佐渡流人行』上下      松本清張著 埼玉福祉会     2011.12
 ・『信長と秀吉と家康』1~3   池波正太郎著 大活字      2007. 2
 ・『のぼうの城』1~3       和田竜著 大活字         2008.11
 ・『燃えよ剣』1~5        司馬遼太郎著 埼玉福祉会   2005. 5
 ・『日本人の手紙』1~10    紀田順一郎監修 リブリオ出版 2004. 4

 もちろん一般の方にもご利用いただける資料です。
 また、リクエストの受付けも一般資料カウンターで行っておりますので、そちらもご活
用ください。ご利用お待ちしております。


No.84
 2013年6月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.62

■「司書冥利に・・・」

  道立図書館北方資料室には、道外からも北海道に係る様々な照会がきます。
 先日、首都圏の図書館から、「昭和50年頃に発表された北海道音頭の曲の歌詞を知り
たい」とのレファレンスがありました。さっそく調べると、昭和57年に発表と判明。
 しかし、『北海道のうた』等の音楽関係、作詞・作曲者関係資料にも歌詞はなく、
いきづまり状態です。
 インターネットにレコードの歌詞が載っていないか調べていると、作詞者がご健在で、
それも札幌に! 思い切って連絡をすると、家族の方がレコードがあるので探しておきま
すとのこと。次の日、ご自宅に伺うと、ご本人がいらして、とてもお元気で歌詞カードや
踊りの振り付け等のお話をお聞きした後、「どうぞお持ち帰りください」とレコードを
寄贈していただきました。さっそく回答し、貴重な北方資料が1点増えました。


No.85
 2013年7月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.63

■「必要な情報を複写サービスで」

  図書館のサービスのひとつに、複写サービスがあります。
 直接来館して複写できるのはもちろんですが、遠隔地にお住まいなどで来館できない方
でも申し込むことができます。

 道立図書館では、約105万冊の図書、約3万タイトル108万冊の雑誌などを所蔵
しており、中には地域資料である北方資料や、戦後の世相・風俗を知る上で貴重な
栗田雑誌など当館ならではの資料もあり、道内は元より全国各地からの複写依頼が
寄せられています。

 劣化が進んでいる古い資料は、保存のため複写できないなど、一部制限はありますが、
貸出しできない事典類や雑誌であっても、著作権法の範囲内であれば、その中から必要な
情報を複写によって入手できます。

 複写申込みについては、当館ホームページに詳しい説明を掲載していますので、
貸出し、レファレンスとともに是非ご利用ください。
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/guide/qulnh00000000532.html


No.86
 2013年8月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.64

■「本が出張! 学校ブックフェスティバル」

 大規模書店優先の本の流通、インターネット書店の隆盛などによる「街の書店の危機」
が話題になっています。また道内には公立図書館が未設置の自治体も多く、本と触れ合う
機会の少ない子どもたちもたくさんいます。
 書店や図書館のない地域を中心に、全道各地へ「本の方から出張する」取組が、北海道
立図書館が実施する「学校ブックフェスティバル」です。学校の体育館に約1,000冊
の児童書を広げ、特設の「一日図書館」が開館します。
 子どもたちの本離れがささやかれる昨今ですが、夢中で本を借り、その場で読みふける
子どもたちを見ると、「まだまだ本の力は健在だ」と思わずにはいられません。
 また、学校ブックフェスティバルは、学校・教育委員会・ボランティアや保護者の皆さ
んが役割分担をしながら実施します。多くの方が学校に集うことで、地域の教育力向上を
考えるきっかけづくりになるかもしれません。
 「本が出張! 学校ブックフェスティバル」。子どもたちと本を結ぶために、今日も全
道を駆け巡ります。

 ※今年度の実施は、これからの予定も含め、本と道立図書館職員が一緒に出張するのが
  14市町村、本のみの出張が16市町村となっています。


No.87 2013年9月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.65

■「道立図書館で職場体験」

 生徒・学生がしっかりした勤労観・職業観をもち、将来、社会人・職業人として自立す
ることができるよう、キャリア教育が重視されています。各学校・大学では、その一環と
して、生徒・学生の職場体験を様々な職場で行っていますが、道立図書館でも中学生・
高校生の職場体験、大学生の図書館実習などを受け入れています。
 中高生の職場体験の際には、図書や雑誌などの資料をコンピュータに登録したり、ラベ
ルを貼って装備したり、本の並びを整えたりなど、図書館の裏方の作業や力仕事を体験し
ます。体験した中高生からは、膨大な量の本や雑誌への驚きとともに、「体力も重要と分
かった」という感想もよく寄せられます。
 大学生の実習は1週間程度と期間が長いため、上記の内容に加えて、市町村立図書館等
への支援事業に関わる内容や、地域資料の重要さに触れる内容も盛り込み、道立図書館の
役割を実感できるようなプログラムを用意します。また、いかにして資料の魅力を利用者
に伝え、紹介していくかアイディアを絞る体験が加わることもあります。
 今年の夏に行われた大学生の実習では、「理科読(りかどく)オススメ本」の展示を行
いました。北海道立教育研究所附属理科教育センターが当館と共同で作成した「理科読お
すすめ本リスト」をもとに、目を引く楽しい装飾や、手に取りやすく興味をそそるレイア
ウトで、所蔵資料が紹介されています。
 限られた時間ではありますが、これらの経験が「司書」という職業への興味を深め
たり、その後の図書館利用のヒントになるよう願っています。


No.88
 2013年10月29日発行
 【本の話・図書館の話】vol.66

■「暮らしの応援、始めました」

 北海道立図書館では、今年度から新しい資料収集計画(5か年計画)のもと、年度ごと
に重点テーマを定め、地域の課題や住民の暮らし、仕事に役立つ資料の充実に取り組んで
います。
 今年度のテーマは「暮らしの支援」で、医療・健康、暮らしの法律、福祉、防災など、
道民の生活と生命に関わる分野の資料の充実を図っています。
 多くの人々に収集した資料を活用していただけるよう、2週間ごとにテーマを変えて「
暮らしを応援!」と題し、開架書庫で展示し、来館者の利用動向などを把握した上で、市
町村への展示貸出につなげてまいります。
 明日までのテーマは「身近な法律」で、新しく購入した資料の中から、相続、消費者問
題、交通事故など、身近なトラブルの解決に役立つ暮らしの法律の本を紹介しています。
 「暮らしを応援!」の展示は、今後も2週間おきにテーマを変えて、継続的に行ってい
きます。
 11月からの新しいテーマは「防災」で、東日本大震災から学ぶ教訓や、身近な災害の
対策についての資料を紹介します。
 貸出可能ですので、是非、ご利用ください。

 ~~~展示のテーマ~~~
 第1回「健康・医療」   9月28日~10月18日(終了)
 第2回「身近な法律」  10月19日~10月30日
 第3回「防災」       11月 1日~11月15日


No.89
 2013年11月29日発行
 【本の話・図書館の話】vol.67

■「北海道に関する雑誌の記事探しならコレ!」

 道立図書館北方資料室では、北海道、旧樺太、千島に関するあらゆる雑誌を多数所蔵
しています。
 総合雑誌から経済誌、北海道及び市町村史誌、農林水産業等の業界誌、タウン誌、博
物館や大学・研究機関の紀要、園芸、釣り、旅行等の趣味の雑誌など、時代も近代から
現代まで様々です。

 それらの雑誌の目次を、当館ホームページから検索できます。
◇蔵書検索(詳細検索)
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/wo/opc/srh/
 詳細検索画面の「雑誌記事」欄に、キーワードを入れて検索します。スペースで区切
れば、キーワードを複数入れて掛け合わせもできます。現在、330誌以上の目次が検
索できます。雑誌は、使える情報が満載です。是非ご活用ください。

 次のサイトもあわせて使うと、なお効果的です。
◇CiNii Articles(国立情報学研究所)
  http://ci.nii.ac.jp/


No.90
 2013年12月26日発行
 【本の話・図書館の話】vol.68

■「直木賞のこと」

 暮れも押し迫り、「10大ニュース」などの話題で賑わっていますが、本道では、釧路市
出身、江別市在住の桜木紫乃さんが「ホテルローヤル」(集英社)で第149回直木賞(平
成25年度上半期)を受賞されたことが、大きな明るい話題となりました。
 「文学賞受賞作品目録2005-2009」(日外アソシエーツ2010)によると、日本には実に
300を超える文学賞があり、芥川賞や直木賞などの小説に関する賞だけでも100を超えると
いうことです。
 数ある文学賞の中でも80年に及ぶ長い歴史と抜群の知名度をもつ直木賞の道産子の受賞
は、道民に大きな喜びをもたらしました。書店には今でも特設コーナーがありますし、図
書館でも桜木さんの著作は軒並み予約待ちの状態です。
 因みに、149回の直木賞の歴史の中で、道内在住の受賞作家は極めて少なく、第100回の
藤堂志津子さん(昭和63年下半期「熟れてゆく夏」)が初めてで、第142回の佐々木譲さ
ん(平成21年下半期「廃墟に乞う」)に続き、桜木さんは3人目の受賞でした。
 例年、年が改まると、下半期の候補作が発表されますので、当館ではそれに合わせ、1
月4日(土)から資料展「芥川賞・直木賞150回」を行います。多数の御来館をお待ちし
ております。


No.91
 2014年1月31日発行
 【本の話・図書館の話】vol.69

■「大きい絵本」

 図書館や書店の子どもの本のコーナーに行きますと、たくさんの種類の絵本が並んで
いますが、その中でも一際目を引く絵本が「大きい絵本」=「大型絵本」です。
 大型絵本は、もとの絵本の3~4倍くらいの大きさがあり、大人数での読み聞かせ会
などで人気があります。
 例えば「ぐりとぐら」(中川李枝子/作 山脇百合子/絵 福音館書店 1967)の
もとの絵本は、19×27cmの大きさですが、大型絵本では36×50cmと約4倍の大きさです。
 同じ絵本でも、大きさが違うと印象が変わり、その迫力ある絵に子どもたちは目を
輝かせ、話に引き込まれていきます。
 読み聞かせ会での利用はもちろん、家庭で子どもと一緒に楽しむことができます。
大型絵本を是非ご利用ください。

※道立図書館では140タイトルの大型絵本を所蔵しており、貸出しも可能です。
 所蔵リストを、当館ホームページ>図書館の刊行物>展示目録に掲載しています。

 

No.92 2014年2月27日発行 【本の話・図書館の話】vol.70

■「ツイッター開設 一周年」

 当館では、昨年3月にTwitter(ツイッター)を開設してから、まもなく1年が経とうと
しています。
 フォロワーは少しずつ増え、2月7日現在、194名の皆さんにフォローしていただい
ています。
 ツイート(投稿)の内容は、館内外で開催している資料展示や講演会・書庫ツアーなど
のイベント、新着図書の御案内などで、それぞれの事業の担当者が投稿しています。
 担当者は、最大140文字の"つぶやき"に最大限の情報を盛り込んでお届けしています。
 これからも耳寄りな情報をツイートしていきますので、是非フォローしてください。
 「北海道立図書館 on Twitter」は、道立図書館ホームページのトップ画面の右下の
アイコンからリンクしています。


No.93 2014年3月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.71

■「新聞号外の収集を始めました」

 道立図書館では、「東京2020オリンピック・パラリンピック」開催が決定した昨年
の9月8日をきっかけに、新聞社の協力を得て、号外を収集することとしました。
 号外は、突発的に起こった大事件などを街行く人々にいち早く伝えるもので、紙面から
はその時の高揚感や緊迫感が伝わってきます。
 しかし、号外を手に入れることは偶然によるところが大きく、非売品で縮刷版にも掲載
されません。
 どんなに大事件でも先に本紙で報道されれば、当然号外は発行されず、希少で貴重な
資料と言えます。
 最近では、葛西紀明選手の銀メダル獲得など、ソチオリンピックでの日本人選手の活躍
が本紙発行以前に、号外で紹介されました。
 東京とソチ、ふたつのオリンピックの感動を、各新聞社の号外はどう伝えたのか、道立
図書館で是非ご覧ください。

No.94 2014年4月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.72

■「本の部分名」

 背、のど、小口…。本の各部分には名前があり、その由来には、体にまつわるものが
あります。
 「背」は本の中身(表紙で包まれた部分)を綴じた外側の厚みの部分です。表紙でこの
「背」に当たるところを「背表紙」といいます。
 「のど」はページを開いたときの内側をいいます。
 製本の際には、三方のページの端を切って揃えるのですが、その切り口のことを
「小口」といい、中でも綴じ側の反対側の切り口を前小口といいます。上側の小口は
「天」又は「天小口」ですが、「頭」ともいいます。下側の小口は「天」に対し、「地」
又は「地小口」といいます。 
 また、紙には繊維の流れがあり、紙の「目」といいます。ページが欠損し、紙を継ぎ
足して修理する場合、元のページと継ぎ足す紙の「目」を合わせる必要があります。
  読書を楽しんだら、「本」そのものの姿、形にもちょっと注目してみてはいかが
でしょう。

No.95 2014年5月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.73

■「エプロンシアター」をご存知ですか?

 お話の背景を縫い付けた胸当てエプロンを舞台に見立てて、ポケットからぬいぐるみの
人形や小道具を次々と登場させて行う人形劇をいいます。エプロンを身に付けた演者は、
マジックテープが付いた人形や小道具を、エプロンに貼り付けたり、外したりして演じま
す。
 よく知られた「ジャックと豆の木」の話では、ポケットから豆のつるを取り出し、ニョ
キニョキと上に伸ばして、つるが伸びていく様子を表現します。ポケットから飛び出す仕
掛けに、子どもたちは身を乗り出して話を聴き、大喜びします。
 道立図書館では、このエプロンシアターを16種類用意し、市町村の図書館・図書室に
貸し出しています。図書館などのおはなし会で「上演」されることもありますので、ちょ
っとのぞいてみませんか。
 詳しくは、道立図書館ホームページ「事業貸出し利用のご案内」をご覧ください。
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/public/qulnh00000003hhb.html

No.96 2014年6月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.74

■「子どもを連れて図書館へ行こう!」 
 
 平成7年は5.4冊、平成25年は10.1冊。これは5月の1か月間に日本の小学生
が読んだ本の平均冊数です(全国学校図書館協議会、毎日新聞社による「第59回学校読
書調査」より)。テレビの誘惑やインターネットの浸透、近年はスマートフォンの爆発的
な普及にもかかわらず、小学生の読書量は着々と増えています。
 道立図書館でも、平成22年度に約5,000冊だった幼児、小学生への貸出数が、平
成25年度には10,063冊を数えるまでになりました。
 当館では、子どもたちに図書館に親しんでもらえるよう、春には「子ども向け図書館ツ
アー」を実施し、児童コーナー展示の拡大にも取り組んでいます。また、今年度は子ども
向け「利用案内」を、より分かりやすく改訂しました。児童書も、通常の絵本や読み物の
ほかに、「大型絵本」や「紙芝居」などを用意しています。
 本を手にして喜ぶ子どもたちの笑顔が、職員にとっても励みとなります。
  ぜひ、ご家族で図書館をご利用ください。

No.97 2014年7月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.75

■オススメ本をつぶやいています

 道立図書館では毎年約2万冊、週平均約380冊の本を受け入れています。
  新着本は、いち早く活用いただけるよう、閲覧室入り口近くの「新着図書コーナー」に
展示するほか、SNS(ツイッター)などを使ってお知らせしています。
  ツイッターでは、新着本の中から話題の本などをオススメポイントとともに紹介して
 います。今年度は「仕事の支援」を図書の収集の重点にしており、飲食店の経営など仕事
に役立つ本についてもツイートしています。イベント情報等もつぶやいていますので、
ぜひフォローしていただきますようご案内します。
  また、ホームページの「新着図書案内」では希望する分野の図書リストを表示する
 ほか、当館の利用者カードをお持ちの方は、「メールマガジン」に登録すると、入力した
 キーワードや著者名等を基に該当する新着本の情報を、毎週月曜日にお届けします。忙し
 い仕事や家事の合間に、また、夏休みに向けた読書の参考に、アクセスしてみてはいかが
 でしょうか。

No.98 2014年8月29日発行 【本の話・図書館の話】vol.76

■保存と利用に強いマイクロフィルム

 道立図書館には、道民や市町村立図書館などからさまざまな調べものの依頼が舞い込み
ます。
 調査には、図書や雑誌、インターネット等を使いますが、過去の事実確認には新聞を使
うこともあります。
 新聞は、原紙も所蔵していますが、明治から昭和のものを中心に「マイクロフィルム」
で数多く保存しています。
  「マイクロフィルム」とは、35mmまたは16mm幅のロール状のフィルムに、新
聞等を1ページずつ数百コマにわたって小さく焼き付けたものです。専用の「マイクロフ
ィルムリーダープリンタ」で拡大して見ることができ、プリントアウトも可能です。耐用
年数が長く、大量の資料をコンパクトに保存できるので、手軽に利用でき、傷みやすい新
聞や貴重資料の保護にも役立ちます。
 当館では、新聞のほか、貴重な文書(もんじょ)など、約1万点のマイクロフィルムを
所蔵しています。
 マイクロフィルムの閲覧は利用が多く、混み合うこともありますが、便利な資料なので
ぜひ、ご利用ください。

No.99 2014年9月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.77

■北海道立図書館情報を発行しています

 道立図書館では、お近くにお住まいの方や、道民の皆さまにより広く当館の事業を知っ
 ていただくため、毎月1回「北海道立図書館情報」を発行しています。
  来館者向けの利用案内のほか、書庫ツアーや講演会・図書館利用講座等の各種イベント
情報、その月に行う展示の案内など、最新情報を盛り込んでいます。
  「北海道立図書館情報」はJR大麻駅、野幌駅等、近隣の駅に掲示していただくほか、
 江別市と札幌市厚別区を中心とした社会教育施設で配布しています。また、当館のホーム
 ページでご覧いただくことができます。
  気になる展示やイベントがございましたら、ぜひ当館にお越しください。

○北海道立図書館ホームページ「北海道立図書館情報のお知らせ」
  http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/news/qulnh00000003vov.html

No.100 2014年10月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.78

■利用と保存

  図書館は本を「読む」場所・「借りる」場所。―多くの人はそう考えているのではない
 でしょうか。本は読まれてこそ本。読者の求めに応えて本を提供することは、図書館の大
きな役割です。
  しかし、道立図書館のような地域の中心館には、未来の読者のために本を「保存」して
 いくという使命もあり、利用されればされるほど劣化する本をどのように守っていくかが、
 常に大きな課題となっています。
  本の情報をデジタル化して提供する方法も始まっていますが、CDやDVDなどの記録媒体
の寿命は50年足らずとも言われており、何百年も保存に耐えるとされる紙に比べて極端に
短い上、再生するための機器も変化していきます。
  本の破れや汚れを修繕・修復し、デジタル化などの新しい技術を試みる。―ローテクと
 ハイテクの技術を駆使しながら、「利用」と「保存」を両立させるべく、図書館は取り組
んでいます。

 No.101 2014年11月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.79

■北海道図書館大会と初音ミク

 9月上旬に開催された第56回北海道図書館大会では、公共、大学・短大、学校の図書
 館関係者等が参加し、「図書館が創る「輪」~地域と歩む図書館~」をテーマに、活発な
研究協議を行いました。
  特別講演では、バーチャル・シンガー「初音ミク」を生み出したクリプトン・フューチ
 ャー・メディア株式会社代表取締役伊藤博之氏から、札幌などの地方都市から世界に向け
 てビジネスを行う可能性、企業活動を通じた地方の活性化についてお話ししていただき、
 大変好評でした。
  講演会場では、『美術手帖』(第66巻999号)など、初音ミクに関する記事が掲載
された雑誌を中心に、道立図書館が所蔵する約20点の資料(図書・雑誌)を展示し、こ
 ちらも好評をいただきました。
  展示資料は閲覧や貸出し(一部貸出しができない資料もあります)などでご利用いただ
 けるほか、希望する市町村図書館等には展示資料として貸し出しています。
  ところで、当館では、直接貸出しの冊数拡大の試行中です。平成27年1月29日まで
 は、お一人10冊まで借りることができます。初音ミクに関する資料を含め、107万冊
の本がご来館をお待ちしています。

No.102 2014年12月26日発行 【本の話・図書館の話】vol.80

■図書館と新聞

 道立図書館では998タイトルの新聞を所蔵しています。
そのうちの880タイトルは北海道にゆかりのある新聞で、なかには明治から続くものも
あります。
 例えば、『小樽新聞』は明治26年に『北海民燈』として創刊され、翌年には『小樽新
聞』と改題、昭和17年『北海道新聞』に統合されるまで発行が続きました。
 また、『函館新聞』は明治11年に創刊され、明治31年に一度『函館毎日新聞』と改
題されるものの、昭和12年に再び『函館新聞』と名称を改め、現在も継続発行されてい
ます。
 このように長く続く新聞には、様々な変遷があり、それぞれの時代を映し出しています
新聞を探す際は当館ホームページの「北海道地方新聞所在目録」「北海道立図書館所蔵新
聞目録」が役に立ちます。ぜひ、ご活用ください。

○北海道立図書館ホームページ「文献目録」
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/public/qulnh000000006rv.html

No.103 2015年1月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.81

 ■中高生向けブックリスト

 「中学生、高校性になると、受験勉強や部活動などで、読書する時間がだんだん短くな
 る…」、そんな声を良く聞きます。
  そこで、忙しい中・高校生が良い本に出会うきっかけの一つになるよう、道立図書館で
 はブックリストをつくっています。
  vol.1(平成26年7月発行)は「モヤモヤに効く本!」でした。
  この12月にはvol.2「古典の世界にタイムトリップ」を発行しました。「学校で習っ
 たことはあるけれど、ちゃんと読んだことがない、なんだか難しそう…」、そんな古典ビ
 ギナーに贈る、分かりやすくておもしろい16冊を紹介しています。
  現在、館内で掲載本の展示をしていますし、リストは当館ホームページからダウンロー
 ドもできます。
  若い人はもちろん、元若い人にもおすすめです。ぜひ、ご利用ください。

No.104 2015年2月27日発行 【本の話・図書館の話】vol.82

 ■件名で図書館資料を探す

 今年で20年が経つ「阪神・淡路大震災」に関する本を探す場合に、皆さんはどのような
方法で検索しますか?
 『1995年1月・神戸』(みすず書房 1995)という本は、震災時に精神科救援に携わった
精神科医たちの貴重な記録ですが、書名だけでは震災資料と判断するのは難しく、
また書名に阪神・淡路大震災と入れても検索できません。
  そこで、今回は関連分野の本をうまく探すために“件名”を利用した検索方法を紹介し
 ます。
  件名とは本の主題を簡潔な言葉で表したもので、「東洋医学」といった一般用語の
件名、阪神・淡路大震災の場合のように「阪神・淡路大震災(1995)」といった限定的な
件名、「黒田清隆」のような個人名の件名もあります。
  件名検索は、上記の本のように書名に主題を表わす言葉が入っていなくとも探すことが
 できることが大きな利点です。
  その本に付けられている「件名」は検索結果に表示されますので、この件名を利用して、
もう一度件名で検索し直してみると関連分野の本が見つけられます。因みに上記の本の
件名に付されている「阪神・淡路大震災(1995)」で検索すると292件の本を探すことが
 できます。図書館で本を探すときに試してみてはいかがでしょう。

No.105 2015年3月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.83

■新着図書案内を毎週お届け!

 北海道立図書館では、この3月にシステム更新を行い、ホームページをリニューアルし
ました。使いやすくなった利用者ポータルの中から、便利な機能を紹介します。
 それは、読みたい本の作家名やキーワードなどを登録することで、該当の本が図書館の
蔵書となったことをメールでお知らせするサービスです。
登録は当館ホームページ>インターネット予約貸出>利用者ポータルログインでログイン
後、「メールマガジン」からご登録いただけます。
 なお、利用者ポータルの利用にあたっては北海道立図書館の利用者登録及びメールアド
レスの登録が必要です。申込みは郵送でも受け付けています。
詳しくは、次のページの「インターネット予約貸出サービスをご利用になる方へ」をご覧
ください。 
  http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/service/reserve/index.html


No.106 2015年4月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.84

■北方資料デジタル・ライブラリーがリニューアルしました!

 道立図書館では、本年3月に「北方資料デジタル・ライブラリー」をリニューアルしま
した。
 大きく変わった点として、まず、インターネットでデジタル化資料を公開している函館
市中央図書館や北海道博物館など6機関と連携し、「横断検索」が可能になりました。
それから、希望する関係機関がそれぞれ所蔵するデジタル化資料を登録・公開する「公開
館」機能もできました。4月現在、旭川市や北見市の図書館など4機関が、文書類や古写
真、新聞など、様々な資料を公開しています。
 これまでは約3,600点の当館資料を公開していましたが、関係機関の横断検索と合
わせて2万点以上の資料が一度に検索できるようになりました。
 今後も新しいデジタル化資料を順次公開していきますので、ぜひ、ご活用ください!

○「北方資料デジタル・ライブラリー」
  http://www3.library.pref.hokkaido.jp/digitallibrary/
  ○北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/

□担当者:北海道立図書館利用サービス部北方資料課 主査 工藤 嘉一
□連絡先:011-386-8521(内線 400)

No.107 2015年5月29日発行 【本の話・図書館の話】vol.85

■桜木紫乃さんのトークライブを聴きに来ませんか?
  【第66回北日本図書館大会北海道大会・第57回北海道図書館大会のご案内】

 北海道図書館大会は、道内の図書館関係者等が一堂に会し毎年開催するものですが、今
 年は7年ぶりに北日本図書館連盟(北海道と東北6県内の公共図書館が加盟)の大会も兼
ねて、6月25・26日に札幌市教育文化会館で開催します。
  大会1日目の特別講演では、釧路市出身の直木賞作家・桜木紫乃さんとFMくしろのパー
 ソナリティ・大津桃子さんによるトークライブを行います。今秋公開予定の映画「起終点
 駅(ターミナル)」の原作や、釧路の図書館が舞台となった著作『無垢の領域』にまつわ
 るお話などをしていただく予定です。
  そのほかに、札幌市電子図書館についての報告と、5つの分科会、協賛企業によるブー
 ス展示を行います。
  図書館に興味のある方はどなたでもご参加いただけますので、多数のお申込みをお待ち
 しております。

◯第66回北日本図書館大会北海道大会・第57回北海道図書館大会のご案内
  http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/relation/hts/index.html
○北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/
□担当者:北海道立図書館総務企画部企画支援課 主査 伊藤 嘉奈子
□連絡先:011-386-8521(内線211)

No.108 2015年6月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.86

■図書館の講座やイベントに参加しよう

 みなさんは図書館をどのように利用していますか。図書館は本を読んだり借りたりする
だけのところではありません。多くの講座やイベントに参加できる「学びの場」でもあり
ます。先日は「鉄道資料にみる昭和の歴史 夜汽車の旅の移り変わり」と題した講座を開
催し、多くの参加者で賑わいました。また夏休みには子どものための図書館見学ツアーな
ど、家族で参加できるイベントも実施します。
 これらの開催情報はポスターやちらし、毎月1回発行の「北海道立図書館情報」の他、
道立図書館のホームページ、ツイッターから入手できます。ぜひ講座・イベント情報を
Getして足を運んでみてください。

◯北海道立図書館ホームページ
    http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html
□担当者:北海道立図書館利用サービス部利用サービス課 主査 原田 英明
□連絡先:011-386-8521(内線313)

No.109 2015年7月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.87

■雑誌の話

 道立図書館では、平成27年3月現在、約3万タイトル(約113万冊)の雑誌を所蔵
しています。その中には昭和50年に栗田ブックセンターから寄贈いただいた、戦後に創
刊された雑誌コレクションがあり、これらは出版文化史を研究する上で大変貴重なものと
なっています。
 また、昨年度は、個人の方から、昭和17~20年に発行された『良い子の友』(小学
館)、『日本婦人』(大日本婦人会)、『日本教育』(日本教育会)、『新若人』(旺文
社)などの貴重な雑誌を寄贈していただきました。所蔵雑誌のうち、現在でも発行されて
いるものは約1,100タイトルあり、うち約210タイトルを閲覧スペースに配架して
います。雑誌は貸出しをしていませんが、道内の図書館・図書室へお届けして、館内でご
覧いただくことができます。どうぞご利用ください。

 □担当者:北海道立図書館利用サービス部資料課長 丸子  裕


 □連絡先:011-386-8521(内線320)

No.110 2015年8月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.88

■北方資料デジタル・ライブラリーを利用してみませんか?

 北方資料デジタル・ライブラリーは、道内の古地図や鳥瞰図など、3,700点の資料
をインターネットに公開しています。
  それらの資料を広くご利用いただけるよう、6月から北方資料室では、デジタル・ライ
 ブラリー用に、ディスプレイの大きなパソコンを設置したほか、座席で自由に利用できる
閲覧用タブレットの館内貸出しも開始しました。
  また、専用パソコンからの印刷も可能です(各1部白黒10円・カラー50円、用紙サイ
ズはA4、B4、A3)。
  貴重な資料の閲覧・印刷にぜひご利用ください。

 【北方資料デジタル・ライブラリーURL】
  http://www3.library.pref.hokkaido.jp/digitallibrary/

□担当者:北海道立図書館利用サービス部 北方資料課 司書 南部 歩美
□連絡先:011―386-8521(内線401)
◯北海道立図書館ホームページ
  http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html

No.111 2015年9月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.89

■文化で地域とつながる~かるちゃるnet(ネット)~

 新札幌から江別市にかけてのエリアにある、当館を含め北海道博物館、サンピアザ水族
館など10の文化施設では、かるちゃるnet(文化施設連絡協議会)というネットワー
クをつくり、各施設のお知らせをまとめた情報誌「かるちゃる通信☆」(隔月刊)を発行
したり、共同イベントを実施したりしています。
 7、8月は「てくてく、ぺったん!かるちゃるスタンプラリー☆」を開催。10月25
日(日)にサンピアザ光の広場(新札幌)、11月29日(日)には紀伊國屋書店インナ
ーガーデン(札幌)でイベントを開催する予定です。
 イベントの詳細は、後日ホームページ等でお知らせしますので、是非ご注目ください。

【かるちゃるnetのホームページ】
  http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/cultual-net/

□担当者:北海道立図書館総務企画部 企画支援課 主事 國安 華子
□連絡先:011―386-8521(内線211)
◯北海道立図書館ホームページ
  http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html
 
No.112 2015年10月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.90

■「パスファインダー」をご活用ください

 「パスファインダー(Pathfinder)」をご存じですか?これはある特定のテ
ーマを調べる際に役立つ資料や、アプローチの方法などを紹介したものです。
 道立図書館では、パンフレットを作製し、「現代の労働問題」や「敬語を調べる」など
ビジネスや暮らしに関するテーマについて、本の情報や関連する検索キーワードの例示、
インターネットサイト、関係機関の所在など、幅広く効率的に情報を得るヒントを掲載し
ています。
 当館のパスファインダーは一般向けと子ども向けがあり、当館ホームページからご覧い
ただけるほか、館内でも配布しています。(子ども向けは、ホームページ内「こども
のページ」>「調べてみよう」でどうぞ。)

□担当者:北海道立図書館利用サービス部 資料課 主任 阿部 かおり
□連絡先:011-386-8521(内線321)
◯北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html

No.113 2015年11月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.91

■「新着図書案内」を知っていますか?

 「図書館に新しく入った本だけ見たいんだけど、どうやって探したらいいの?」と利用
者の方から聞かれることがあります。閲覧室の新着資料コーナーでも直接確認できますが
、貸し出しされている本も多く、どんな本が新しく入ってきたのかを確かめるのは大変で
す。こんなときには道立図書館ホームページの「新着図書案内」(「蔵書検索」右隣)を
ご案内しています。
 新しく受け入れた本を「歴史」「スポーツ」「日本の小説」などのジャンル別と受入日
(1か月前、2週間前、1週間前)で検索し気になる本があれば予約することもできます
何か面白そうな新刊本を探しているときは、ぜひご利用ください。

□担当者:北海道立図書館利用サービス部資料課 主査 原 美代子
□連絡先:011-386-8521(内線321)
◯北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html
 

No.114 2015年12月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.92

■宇江佐真理さんを偲んで

 去る11月7日、函館出身・在住の作家・宇江佐(うえざ)真理さんが亡くなられまし
た。宇江佐さんが「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞したのは1995年。45歳での
作家デビューでしたが、地元・函館で主婦業の傍ら、「髪結い伊三次」シリーズなど江戸
情緒溢れる多くの時代小説の作品を生み出し、数々の文学賞に輝きました。
 当館ともご縁があり、5年前の北海道図書館大会では特別講演をいただき、大らかな笑
顔が印象的だったことが思い起こされます。ご冥福をお祈りいたします。
 当館北方資料室では、12月27日(日)まで「追悼・宇江佐真理特集」コーナーを設
置しています。宇江佐さんの作品世界に触れてみてはいかがでしょうか。

□担当者:北海道立図書館利用サービス部北方資料課 主査 小川 靖子
□連絡先:011-386-8521(内線400)
◯北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html

No.115 2016年1月29日発行 【本の話・図書館の話】vol.93

■成人・卒業-新たな一歩に、新たな本との出会いを

 新しい一年が始まりました。今年、成人や卒業、入学、入社などを迎え、新たな一歩を
踏み出す方も多いのではないでしょうか。そんなときは、新しい本との出会いのチャンス
 です。「忙しいから本を選ぶ時間はない」という皆さん、安心してください。リーフレット「若

い人に贈る 読書のすすめ」がありますよ。

 公益社団法人読書推進運動協議会(以下「読進協」という。)が作成したこのリーフレ
 ットは、毎年発行されており、1年以内に出版された新しい本の中から、皆さんにお勧め
 の本が今年は24冊紹介されています。

 当館でも配布していますが、「読進協」のホームページでご覧いただけます。「学ぶ」
 「働く」のヒントが見つかるかもしれません。特に成人式を迎えられた皆さんやフレッシ
 ャーズへの贈る本選びの参考にもお勧めです。

【公益社団法人読書推進運動協議会ホームページ】
  http://www.dokusyo.or.jp/

□担当者:北海道立図書館総務企画部企画支援課 主事 國安 華子
□連絡先:011-386-8521(内線211)
◯北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html

 No.116 2016年2月29日発行 【本の話・図書館の話】vol.94

■読書に親しむ体験事業

 道教委では平成27年度から、読書活動充実事業(読書に親しむ体験事業)を行ってい
 ます。図書館や書店から離れた地域の小・中学校を対象に、POP作りやビブリオバトル
 の体験を通じて読書活動の推進を図る事業です。POPは書店等で用いられる販売促進の
 ための広告媒体のことで、本事業では、カード大の紙に本のキャッチコピーや説明、イラ
 スト等を書いたものです。ビブリオバトルは「知的書評合戦」とも呼ばれ、各自が持ち寄
った本を紹介し合って、一番読みたくなった「チャンプ本」を決めるコミュニケーション
 ゲームです。
  今年度は8校で実施しました。児童生徒が自分で選んだ本の紹介方法を楽しそうに工夫
する様子を見て教員の方々からは、今後の授業に活かしたいという声も寄せられました。
  子どもたちにとっても、読書の幅を広げるよいきっかけになったと思います。

□担当者:北海道立図書館利用サービス部資料課 主査 今野 徹
□連絡先:011-386-8521(内線321)
◯北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html

No.117 2016年3月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.95

■本の借受サービス

 読みたい本が入手困難で、近くの図書館にもない場合はどうしていますか?
  道立図書館では、所蔵していない本は他の都府県や国会図書館等から借り受けて提供す
 るサービスを行っています。申込みは一度に5冊まで。来館してカウンターでお申し込み
 ください。

  申込みから当館へ届くまでの日数は、最大2週間程度です。
 借り受けた本は、所蔵館での扱い方により館外への持ち出しができない場合、館内でご覧
いただくこともあります。
  近くの図書館においても同様に、他の図書館から取り寄せできる場合がありますので、
 相談してみてはいかがでしょうか?

□担当者:北海道立図書館利用サービス部利用サービス課 主査 陶久 郁子
□連絡先:011-386-8521(内線311)
◯北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html

No.118 2016年4月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.96

■「”北方資料コーナー”誕生」

 北海道、旧樺太、千島関係の資料を所蔵する北方資料室の入口手前に、新たに“北方資
料コーナー”ができました。北海道在住作家の文学作品や、北方地域を舞台にした文学作
品、そして子供の本や、文庫コーナーもあります。
 また、北方資料閲覧室にも本棚を増設し、手に取れる冊数を増やしたり、展示ケースは
エントランスホールへ移設し、より見やすくなり、毎日多くの方々に利用されています。
館報200号でも、写真で紹介しています。(道立図書館ホームページ〉 図書館の刊行
物〉館報)リニューアルした北方資料室へ、どうぞおでかけください。

□担当者:北海道立図書館北方資料室北方資料課長 加藤 ひろみ
□連絡先:011-386-8521(内線400)
◯北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/index.html

No.119 2016年5月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.97

■「90周年イヤー」

 道立図書館は大正15年11月に開館してから、今年で90周年を迎えます。
 7月30日(土)・31日(日)には、「(仮称)図書館まつり」を開催します。
90年のあゆみを振り返るパネル展や書庫ツアー、「理科読おすすめ本」の展示、道立教
育研究所附属理科教育センターのサイエンスカー見学会、ペットボトルロケット体験教室
など、子どもから大人まで楽しめるメニューを準備中です。
 両日は、北海道ブックシェアリングなどの関係機関・団体にも協力をいただき、バラエ
ティ豊かな図書館活動を体感していただきたいと思います。
その他、年間を通じた企画展示など心づくしの様々な記念行事を企画しているところです
詳しくは当館ホームページなどでお知らせしていきます。乞うご期待!

◯北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp
□担当者:北海道立図書館総務企画部企画支援課企画主幹(子ども読書) 中田 こずえ
□連絡先:011-386-8521(内線212)

No.120 2016年6月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.98

■ 「道立図書館『文庫・新書コーナー』オープン!」

 閲覧室のカウンターで、「文庫本はどこにあるの?」という質問を受けることがよくあ
りました。閲覧室が手狭であるため、文庫本は、これまで書庫に収蔵していましたが、こ
のような御要望にお応えするため、昨年は人気の時代小説やミステリーを集めた「蔵出し
文庫コーナー」を閲覧室に設け、御好評をいただきました。
 さらに館内のリニューアルに合わせ、今年4月からは、常設の「文庫・新書コーナー」
を開架書庫に向かう通路の途中にオープンしています。ここで、最近5年間に刊行された
文庫本を中心に、新書も含めて約6,000冊を手にとっていただけます。
 文庫本や新書は10冊借りてもコンパクト。通勤・通学の電車等で、スマホの代わりに
文庫本を広げてみませんか? どしどし御利用ください。

□北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp
□担当者:北海道立図書館利用サービス部利用サービス課主査 原田 英明
□連絡先:011-386-8521(内線313)

No.121 2016年7月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.99

 ■「90周年道立図書館まつりを開催します!」
  道立図書館は大正15年11月に北海道庁立図書館として開館してから、今年で90周
 年を迎えます。これを記念し、7月30日(土)、31日(日)に「90周年道立図書館
まつり」を開催します。30日には「楽天いどうとしょかん」がやってくるほか、元江別
 市情報図書館長 佐々木孝一氏による90周年にちなんだ講演や北菓楼協賛による札幌本
 館限定チョコサンドクッキー『北海道廳立圖書館』の特別販売があります。 

 また、31日には「青空体験教室ペットボトルロケットを飛ばそう」などのイベントの
 ほか、「サイエンスカー」や「ぶっくん」も登場します。
  各イベントの開催時間や詳しい内容については道立図書館ホームページで紹介していま
 す。皆様のご来館をお待ちしています。

□北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp
□担当者:北海道立図書館利用サービス部利用サービス課主査 原 美代子
□連絡先:011-386-8521(内線321)

No.122 2016年8月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.100
■北海道立図書館北方資料室留学?日記」
 初めまして、海藤と申します!!この4月に北海道立図書館に来たピカピカの新人…で
はなく、市立小樽図書館から人事交流で来たヨレヨレの新人です。来て驚いたのは、やは
り蔵書数とその種類の豊富さです。私が配属になった北方資料室ですが、その蔵書冊数だ
けでも市立小樽図書館の全蔵書とほぼ同じ、しかも道内全域、千島、旧樺太と、守備範囲
の広さときたら…!!したがって、調査依頼も身近なものよりも研究目的のものが多く、
毎日が冷や汗モノなのですが、逆に学ぶことの多さにワクワクし、アリの巣のような何層
もの書庫を行き来する日々を楽しんでいます?皆さん、ぜひ、道立図書館をご利用くださ
いね。
 各イベントの開催時間や詳しい内容については道立図書館ホームページで紹介していま
す。皆様のご来館をお待ちしています。
□北海道立図書館ホームページ
 
http://www.library.pref.hokkaido.jp
□担当者:北海道立図書館利用サービス部利用サービス課主査 海藤 久仁子
□連絡先:011-386-8521(内線400)

No.123  2016年9月27日発行 【本の話・図書館の話】vol.101

▼「アクティブシニアの皆様に!おすすめの本、あります」
 「アクティブシニア」とは主に、65歳から75歳までの趣味や様々な活動に意欲的で
元気なシニア層の皆様のことを言います。
 そんな「アクティブシニア」の皆様におすすめの本を集めた「敬老の日読書のすすめ」
リーフレットが、公益社団法人読書推進運動協議会(以下「読進協」)から発行されまし
た。過去1年以内に出版された本の中から24冊が選ばれ、北海道読書推進運動協議会推
薦の1冊、60歳過ぎからアジア奥地の学校づくりにチャレンジした体験談『奔走老人』
(谷川洋著ポプラ社)も選ばれました。
 リーフレットは全道の図書館で配布しているほか、「読進協」のホームページからもご
覧いただけます。

【読推協ホームページ】
 http://www.dokusyo.or.jp/

□北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp
□担当者:北海道立図書館総務企画部企画支援課 主任 森定 理恵
□連絡先:011-386-8521(内線212)

No.124  2016年10月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.102

▼「見えないところにも本がある ~図書館を使いこなすために~」
 図書館では、出版されてから一定の年月が経過して利用頻度が低くなった本や、雑誌・
新聞のバックナンバー、貴重書などは「書庫」に保管します。「書庫」は書棚で埋め尽く
されており、窓は無く、温湿度は一定に保たれています。
 「書庫」の本は、閲覧室と同様にテーマや主題による図書分類法に従って並べ、雑誌や
新聞は、タイトル順に収納しています。
 「書庫」は利用者の安全確保や、災害発生時の避難誘導等の観点から、一般の方の入室
は御遠慮いただいていますので、実際に本を直接手に取りながら探すことはできませんが
、検索端末やインターネット検索画面、目録などで探し、職員(司書)にお申し出いただ
くことで、「書庫」を利用することができます。図書館の棚を見て探している本が見つか
らないときは、職員(司書)に気軽に声をおかけください。
 見えないところにも本はたくさんあります。

□北海道立図書館ホームページ
 http://www.library.pref.hokkaido.jp
□担当者:北海道立図書館利用サービス部利用サービス課長 宮本 浩
□連絡先:011-386-8521(内線310)

No.125  2016年11月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.103

▼「大活字本」で読書を楽しみませんか
 「大活字本」とは、弱視や高齢の方にも読書を楽しんでいただけるように大きな活字で
組み直した本です。当館では、人気の文学作品を中心に約500冊の大活字本を所蔵して
おり、借りられる方が増えています。
 見やすい字体を採用し、行間を広めに取るなどの配慮がなされている大活字本は、「読
書はしたいけれど字が読みにくくて・・」という方には大変心強い味方です。
 一般の書籍ほど出版される冊数は多くありませんが、今後も多くの皆様に読書を楽しん
でいただけるよう、「大活字本」をそろえていきますので、どうぞご利用ください。

□担当者:北海道立図書館利用サービス部資料課主任 阿部
□連絡先:011-386-8521(内線321)

No.126  2016年12月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.104

▼北海道日本ハムファイターズ関係資料を収集しています。
 
 札幌市に本拠地を置く北海道日本ハムファイターズが、今年10月、3度目の日本一に
輝きました。
 北方資料室では本球団についての図書や雑誌のほか、試合を記録したDVD、球団歌や
応援歌を収録したCDなど、形態を問わず様々な資料を収集しています。
 収集資料の中には、道内発行の各種新聞(北海道・朝日・読売等)の号外など書店
では入手できない貴重なものもあり、閲覧・貸出しにより道民の皆様に御利用いただ
いています。
 最近では、これらの資料のうち、図書や雑誌を美瑛町図書館に貸し出し、資料展示
「ファイターズ選手がおすすめする本」(平成28年10~11月)として御利用いただき
ました。
 北海道日本ハムファイターズ同様、北海道を支える北方資料室を御活用いただきま
すようお願いいたします。

□担当者:北海道立図書館利用サービス部北方資料課主任(担当:丸子)
□連絡先:011-386-8521(内線401)

No.127  2017年1月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.105

▼トリの本、いろいろトリ揃えております。

 今回は、干支の「酉(とり)」にちなんで、「トリ」の本をピックアップしてご紹介!
 1冊目は『ハトはなぜ首を振って歩くのか』(藤田祐樹/著、岩波書店)。内容もさる
ことながら、著者紹介にある「好きな言葉は『首振りと世界平和』」の一文が気になります。
 2冊目は『絵本マボロシの鳥』(太田光/原作・文、藤城清治/影絵、講談社)。漫才
コンビ「爆笑問題」の太田光氏の短編小説集が原作で、影絵アートの第一人者・藤城
清治氏による影絵も魅力の絵本です。
 3冊目は『やきとりと日本人』(土田美登世/著、光文社)。やきとりの謎に迫る、
やきとりのように手軽に手に取れる新書です。
 最後は、『図書館のトリセツ』(福本友美子、江口絵理/共著、講談社)。トリはトリ
でも取扱説明書のこと。「図書館ってどんなところ?」に答える児童書です。
 道立図書館では、すべてトリ揃えております。今年は、毎日の生活に本をトリ入れて
みませんか?

□担当者:北海道立図書館総務企画部企画支援課主事 國安
□連絡先:011-386-8521(内線211)

No.128  2017年2月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.106

▼「“子どもの本”だが役に立つ!」
 図書館では、子どもの本と大人の本が別々に並んでいることがほとんどです。
 しかし実は、子どもの本は、大人にも役立つのです。
 例えば、「ある人物を調べたい」「言葉の意味が知りたい」とき、子どもの本は、人物
の顔写真や肖像画、図などを多用し、理解しやすいように説明されているため、結構役に
立つことが多いものです。
 また、現在NHKで放送中の『大河ファンタジー 精霊の守り人』の原作も子ども向け
ですが、大人が読んでも楽しめて、心を動かされる本です。
 図書館に行った際は、子どもの本のコーナーまで足を運んで、子どもの本の世界に
触れてみるのはいかがでしょうか。
 大人も楽しめる子どもの本の世界。ぜひ、お試しください!

□担当者:北海道立図書館利用サービス部利用サービス課主事 須田
□連絡先:011-386-8521(内線314)

No.129 2017年3月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.107

▼「本のリサイクルボックス」 
 当館では、昨年11月に“本のリサイクルボックス”を設置し、開館時間中であれば
いつでも、来館者が読み終えた本を寄贈することができるようにしました。
 この“本のリサイクルボックス”は、昨年夏に当館で行った「道立図書館90周年記念
事業」で、家庭で読み終えた本をリサイクルする団体を後押しするため、寄贈本の受付
コーナーを設けた際に、「常設にしてほしい」との声を来館者からいただいたことから、
以前使っていたブックポストを再利用して設置したものです。
 設置後は、「読み終えた本をもっと活用してもらえるなら、うれしい」「これなら気
軽に寄贈できる」といった大きな反響があり、予想をはるかに上回る寄贈をいただいて
います(2月末現在約800冊)。寄贈された本は、当館のほか、一般社団法人北海道ブッ
クシェアリングを通じて広く各地の読書施設などに届けられ、活用されています。
 
□担当者:北海道立図書館利用サービス部資料課主査 今野
□連絡先:011-386-8521(内線314)

No.130 2017年4月30日発行 【本の話・図書館の話】vol.108

▼「”小さな本の大きなせかい”をいつも身近に…」

 4月23日から5月12日は「こどもの読書週間」です。
 子どもたちにもっと本を、子どもたちにもっと本を読む場所をとの願いから昭和34
年に誕生し、今年で59回目を迎えます。

 公募により決定した今回の標語「小さな本の大きなせかい」には、「子どもが持てる
小さな本に広がる、おおきな世界を感じていろいろな世界を体験し、心が大きな人間に
なるように」(「作者のことば」より引用)という作者の思いが詰まっています。

 毎年、この週間に合わせて様々なイベントが全国の図書館や書店、学校などで開催さ
れ、年々盛り上がりをみせています。
 「大きなせかい」の扉が子どもたちの身近にあることの大切さを、大人が考える週間
でもあります。

 春のひととき、「大きなせかい」の扉をたたいてみませんか。


(公社)読書推進運動協議会ホームページ(標語の「作者のことば」掲載)
  http://www.dokusyo.or.jp/jigyo/kodomo/kodomohyogo.htm 


□担当者:北海道立図書館総務企画部企画支援課 主事 國安 華子
□連絡先:011-386-8521(内線211)

No.131 2017年5月31日発行 【本の話・図書館の話】vol.109

■「窓辺の本棚」

 「窓辺の本棚」とは文字どおり、道立図書館2階閲覧室の窓際にある本棚のことです。

 月毎にテーマを決め、80冊から120冊ほどの図書をここで展示しています。
 季節や時事に関係したもの、「日本アニメ100周年」「全国生活習慣病予防月間」など
の記念行事や強化月間に合わせたものなど、様々なテーマの下、子供の本も大人の本も
同じく並べ、普段は書庫で保管している本を目立つところに置き、解説やPOPを付け
るなどして、通常とはひと味違う月変わりの本棚をつくっています。

 これからの季節、豊かな緑を眼下に見ながら、「窓辺の本棚」で「こんな面白い本があっ
たんだ!」という新しい発見をしてみませんか。


 □担当者:北海道立図書館利用サービス部利用サービス課主事 木村 啓

 □連絡先:011-386-8521(内線314)

No.132 2017年6月30日発行 【本の話・図書館の話vol.110

■「窓辺の本棚」

 学習指導要領の改訂で2020年度から小学校において外国語教育の充実が図られること
になりました。これに合わせて現在、道立図書館では外国語関係の児童書の収集に力を
入れています。

 当館では、英会話や英語辞典など子ども向けの英語学習に関する本のほかに、日本で
出版された絵本の日英対訳本や、アメリカで優れた子ども向け絵本に授与されるコルデ
コット賞を受賞した作品の原書などを中心に収集しています。

 また、「絵本で英語に親しもう!」と題して、当館で所蔵する絵本の原書と邦訳本を
一緒に並べたツイッター記事を発信して、所蔵資料の紹介も行っています。

 これらの本は貸出しをしていますので、ご利用希望の場合はぜひ当館までお問合せく
ださい。

北海道立図書館 Twitter
https://twitter.com/do_pref_lib

□担当者:北海道立図書館利用サービス部資料課主査
                      今野 徹
□連絡先:011-386-8521(内線321)

No.133 2017年7月28日発行 【本の話・図書館の話】vol.111

■「北海道の名付け親・松浦武四郎の手紙」
 
 道立図書館で開催中の所蔵資料展「北海道の名付け親・松浦武四郎と「道みんの日」」
では、松浦武四郎の著作や評伝、足跡に関する図書や雑誌記事などの資料を紹介していま
す。

 その中に、巻物の形に整えられた武四郎直筆の書簡が1通あります。
 武四郎は生涯にわたって全国を歩き、蝦夷地には6回の調査に訪れました。幕府の雇い
となって初めての調査となった安政3(1856)年の4回目の調査は、3月末から10
月半ばにかけて箱館から日本海、樺太、オホーツク海、太平洋の各沿岸をまわる北蝦夷地
の検分でした。

 その旅が終わる頃に罹った病の悪化で、12月には死を覚悟する程の容態となりながら
、強靱な気力・体力で持ち直し、回復に向かう不惑(40歳)の春、安政4年正月に、友
人であった津藩の儒者野田竹渓(のだ ちくけい)にあてて書いたのがこの書簡です。

 この書簡には、生死の際をさまよったものの新年を迎えられたこと、竹渓を訪ねてゆっ
くり旅の話をしたいことなどが書かれており、病の不安が和らいできたことで、少しずつ
明るくなっていく武四郎の心持ちが感じられるようです。

 この機会に、この書簡や数々の展示資料から松浦武四郎の足跡や人となりに触れてみま
せんか。


□担当者:北海道立図書館利用サービス部北方資料室
     北方資料課主査 西岡 祐子
□連絡先:011-386-8521(内線401)



このページの情報はお役に立ちましたか?