世界遺産暫定一覧表記載

 縄文遺跡群ロゴマーク

「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の

世界文化遺産登録をめざして

 

鷲ノ木遺跡の環状列石

「遺跡群」構成資産の一つ 史跡鷲ノ木遺跡の環状列石(森町教育委員会提供)

 

 平成20年12月15 日に開催された世界遺産条約関係省庁連絡会議において 「北海道・ 北東北を中心とした縄文遺跡群」を世界遺産暫定一覧表(tentative list)に追加することが承認され、平成21年1月5日にはユネスコ世界遺産センターの一覧表への追加記載が行われました。

 「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」は、現在下の地図のとおり北海道と青森・岩手・秋田県内の12市町にある15件の縄文時代遺跡から構成される「連続性のある複数の資産」 serial nomination です。平成24年12月、関係自治体で構成する「縄文遺跡群世界遺産登録推進本部」はさらに3つの遺跡を構成資産に加えることを決定し、現在14市町の18遺跡がこの遺跡群を構成しています。

資産を構成する遺跡と関係市町の位置

 

 平成20年12月に政府が世界遺産センターに提出した暫定一覧表の提出票 submission format には、その「顕著な普遍的価値の根拠」が次のように記述されました。

「縄文文化は、温暖湿潤な完新世の気候の下に自然と人間が共生し、約10,000年もの長期間にわたって狩猟・漁撈・採集を生産基盤とする定住生活によって繁栄・成熟した世界史上稀有な新石器時代の文化である。その文化的伝統の物証である考古学的遺跡群は、特に落葉広葉樹林が安定的に拡大する縄文時代早期後葉以降の東日本において傑出して見られ、地球上のある文化的地域において長期間にわたり継続した自然と人間の共生の在り方を示す資産として顕著な普遍的価値を持つ。

 日本の国内暫定一覧表に記載された文化遺産は現在12件あります。このうち「顕著な普遍的価値」の証明や万全の保護・管理体制の整備などの条件の整ったものから、原則として1年に1件を政府がユネスコ世界遺産センターに推薦し、同センターの依頼によりICOMOS(国際記念物遺跡会議)が現地調査を実施、そしてその報告書に基づいて世界遺産委員会が登録の可否を決定する制度となっています。

北黄金貝塚の整備状況

「遺跡群」構成資産の一つ 史跡北黄金貝塚の整備状況(伊達市教育委員会提供)

 北海道は、北東北3県および遺跡の所在する各市町と連携し、文化庁とも緊密な連絡を取りながら平成21年度から「北海道・ 北東北を中心とした縄文遺跡群」の登録推進のための取組みに着手しました。北海道教育委員会では、このページを窓口として世界文化遺産関係の情報や、登録推進事業の進展について随時紹介しております。