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最終更新日:2019年7月18日(木)

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展覧会・イベント

アートギャラリー北海道連携館の展覧会・イベントを紹介するページです。
各美術館・文化施設等から提供のあった情報を掲載しています。
休館日、観覧料等の詳細は各施設にお問い合わせください。

道立美術館で開催するアートギャラリー北海道 特別展(2019年度)

北海道立美術館が、道内各地の連携する美術館とそのコレクションを紹介する「アートギャラリー北海道」の企画展。
2019年度も、各施設の自慢のコレクションを紹介するほか、道内の若手芸術家を紹介する企画展も開催します。
是非展覧会をご覧いただき、連携各館にもお出かけください。

北海道立近代美術館
 2019年3月30日(土)から7月28日(日)

 近代美術館×だて歴史文化ミュージアム
 「拝啓、藤田嗣治様」-フランク・シャーマンと藤田、戦後の交友をめぐって

戦後来日したフランク・シャーマンが収集した藤田嗣治にまつわる作品、写真、書簡や浮世絵などを紹介します。

北海道立函館美術館
 2019年4月18日(木)から6月9日(日)

 函館美術館×剣淵町絵本の館
 世界の絵本原画がやってきた!剣淵町絵本の館コレクション

道北の上川管内剣淵町は、絵本による町づくりを進め、「絵本の里」として国内外から注目を集めています。「剣淵町絵本の館」が所蔵する約1,000点の世界の絵本原画コレクションから約200点をご覧いただきます。

mima 北海道立三岸好太郎美術館
 2019年7月13日(土)から9月4日(水)

 mima三岸好太郎美術館×だて歴史文化ミュージアム
 フランク・シャーマン・コレクション あるアメリカ人を魅了した浮世絵 

GHQの印刷・出版担当として1945年に来日し、12年間日本暮らしたシャーマン。日本美術を愛好した彼が魅せられ、収集した歌川国貞(三代豊国)や歌川国芳などの浮世絵25点を展覧します。

北海道立釧路芸術館
 2019年9月13日(金)から10月6日(日)
 釧路芸術館×鶴居村
 北海道遺産選定記念 鶴居村簡易軌道資料展示

昭和初期から40年間、鶴居村と釧路を結び物流を支えた簡易鉄道。2018年に「北海道の簡易鉄道」が北海道遺産に選定されたことを記念して、鶴居村の簡易鉄道の関連資料を展示します。

北海道立帯広美術館 ロビー
 2019年9月14日(土)から11月24日(日)

 帯広美術館×大樹町
 大樹町酪農アーティスト展

十勝管内大樹町に移住し、酪農ヘルパーとして働きながら制作する若手アーティスト、佐川麻代と下山明花の作品を、前後期に分けて紹介します。

mima 北海道立三岸好太郎美術館
 2019年9月14日(土)から12月1日(日)

 mima三岸好太郎美術館×若い芸術家たち
 mima-no-me #みまのめVOL.5

北海道の若い作家の多彩な表現を紹介するシリーズ。今回で5回目を迎えます。どんな作品が見られるか、お楽しみに!

北海道立旭川美術館
 2019年11月30日(土)から2020年3月15日(日)

 旭川美術館×富良野アートギャラリー
 七彩の美-旭川ゆかりの画家たち

旭川最初の画会ヌタックカムシュッペ画会が1918(大正7)年に創立してから100年。創成期に活躍した高橋北修から佐藤進をはじめ、旭川出身で日本を代表する抽象画家難波田龍起、富良野に住んで制作を続けた小野州一など、多彩な絵画表現を展開します。

北海道立釧路芸術館
 2019年11月30日(土)から2020年2月11日(火)

 釧路芸術館×近代美術館
 生誕115年 片岡球子と難波田龍起展

2020年に生誕115年を迎える、日本画の片岡球子(1905-2008)と、抽象絵画の難波田龍起(1905-1997)。ともに北海道に生まれ、昭和から平成にかけてそれぞれの絵画世界を深め、近代日本美術史に大きな足跡を残しました。代表作など約50点を展示します。

北海道立帯広美術館
 2019年12月14日(土)から2020年3月15日(日)

 帯広美術館×網走市立美術館
 網走市立美術館コレクション選 居串佳一とオホーツクの画家たち

網走市立美術館の所蔵品から、網走ゆかりの画家・居串佳一(1911–1955)を中心に、オホーツク地方にゆかりのある画家たちの作品をご紹介します。

展覧会チラシ
画像

連携館で開催する展覧会・イベント

2019年6月まで

市立函館博物館(函館市)

 2018年9月29日(土)~2019年6月2日(日)
 描かれたアイヌ

 江戸から明治にかけて、小玉貞良や平沢屏山などの多くの絵師たちが、アイヌの人々を描きました。本企画では、描かれたアイヌに焦点をあて、市立函館博物館が誇るアイヌ絵を一同に公開します。

中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館(旭川市)

 2019年4月20日(土)~6月9日(日)
 平面コレクション展 連作とイメージの魅力 2期

小樽芸術村(小樽市)

 2019年4月26日(金)~6月11日(火)
 小樽芸術村浮世絵コレクション展 第1期
 小林清親「光線画」を中心に

 小樽芸術村が所蔵する浮世絵のなかから、小林清親、川瀬巴水、月岡芳年ら、幕末から昭和にかけて活躍した絵師の作品を中心とした展覧会を4期に分けて開催します。
 第1期の本展では、明治を代表する浮世絵師・小林清親による、文明開化がすすむ東京の風景を主題に光と影とそのうつろいを捉えた「光線画」を中心にご紹介します。
 小林清親は、弘化4年(1847)、幕臣の子として江戸に生まれました。文久2年(1862)、父の死とともに家督を継ぎ、明治2年(1869)の幕府崩壊後、慶喜に従い静岡県に移住。やがて東京に戻り、洋画や写真術、日本画を学びました。それらを咀嚼し生み出された一連の東京風景の木版画は、明治9年(1876)、版元・松木平吉によって「光線画」と称して世に送り出され、人気を博しました。
 清親が試みた刻々と変化する光の表現は、日本に印象派が紹介される前に行われたものでした。その繊細な色彩は、鮮やかな色調が主流の明治の浮世絵のなかにあって、清新な魅力を放っています。また、江戸の名残を留めた東京の風景には、永井荷風や北原白秋らの文学者が評価したノスタルジックな魅力が満ちています。その詩情あふれる画風から「明治の広重」ともいわれた清親の作品を、間近でお楽しみください。

東川町文化ギャラリー(東川町)

 2019年4月26日(金)~6月12日(水)
 JETLINER ZERO GLORIOUS-神業-
 Photo Exhibition of LUKE H.OZAWA

 時に人々から「神」とも呼ばれる写真家、ルーク・オザワ。彼がフィールドに立った時、空は、挑戦的な光や色を発してくる。そこに彼は、ヒコーキを絡める。ただ、ファインダーの中に、飛行機を入れればいい。そう考えない彼は、大きさ、向き、バランスを瞬時に考える。こだわりだ。それこそが彼の作品の完成度を高め、時に神がかるシーンを捉える。普段、空港にいる時は、平常心そのもの。ひとだび空が動けば、一気にスイッチが入る。その瞬間から誰も近づけないほどのオーラを発するのだ。この度、写真展『JETLINER ZERO GLORIOUS-神業-』を開催。ヒコーキと向き合って46年。2002年に初の写真集を出し、その後、シリーズ5作が世に出た。5シリーズ全体で発表した作品は実に1800点。写真集ではありえない数字である。しかし彼はいう。「一人でも多くの人にヒコーキの美しさ、エレガントさ、カッコ良さを知ってもらうためにはこれだけの数字が必要だった」。今回は、その中から選りすぐりの作品、さらに未発表も多数含め珠玉の約150点を展示。すべて、彼自身が構成した。構成中、自身も「涙が出た」というエピソードがある。通常の写真展のように並びに意味を持たせず、すべての写真一つ一つに意味を込めた。だから、どこから見ても成立する構成。実はギャラリーで行う写真展は彼にとって初めてのことで、世間は驚いた。だがこれもまた、「神」の答えの一つ。キャノン機材一筋39年。1980年キャノンA-1を持ってから、現在のEOSRに至る。EOSと一体となって、これからも未だ見ぬ空を彼は待ち続け、臨むだろう。最後に彼は「ヒコーキ写真の魅力を感じてくれれば幸せである」と、空を見上げた。

北海道立函館美術館(函館市)

 2019年6月15日(土)~6月21日(金)
 はこだてトリエンナーレ プレ企画
 小宮伸二オブジェ・インスタレーション
 ココカラハジマル

 場所 北海道立函館美術館 ホール(入場無料)

 アートリップ/ARTrip
 漁火電球「旅するオブジェ」作品群
 漁火(いさりび)とはイカ釣り漁船の集魚灯が織りなす光のこと。夜の海に浮かぶ輝きは遠くからも瞬き、まるで星空のよう。海と夜空が溶け合う瞬間です。そこで漁火電球そのものに着目し、旅の象徴として制作された漁火電球使用のオブジェ作品群が、美術館ホールにところ狭しと展示されます。たとえばそれは、修道院など道南の地をイメージした作品であったり、雷に打たれた神社の御神木を作品にしたものであったりします。土地の持つ記憶や事象、歴史が、旅するオブジェとなるのです。また、現代美術の始まりを告げたデュシャンへのオマージュ作品など、アートそのものの旅といった意味合いも持たせています。
 一部のいさりびオブジェ作品は、その後「はこだてトリエンナーレ」の各会場へと旅立ち、会場の目印としての役割を担います。
 函館美術館を出発し、アートリップと名付けられた”アートの旅”はその後もさらに続いていくことでしょう。

 はこだてトリエンナーレプレ企画
 会場には「はこだてトリエンナーレ」の紹介と、全参加作家の小品も展示されます。
 本展覧会最終日には、美術館講堂にて、音楽家でチェンバロ奏者の森洋子さんが作品からインスピレーションを得た演奏をおこないます。(コンサート料金 500円※乾杯用ソフトドリンク付)

神田日勝記念美術館(鹿追町)

 2019年4月16日(火)~6月23日(日)
 第1期常設展 神田日勝-未完のキャンバス

 十勝の大地に生きた青年画家・神田日勝(1937-1970)の代表的な作品を、当館収蔵品の中から、本展では、「未完」の作品と「若き日」の歩みに焦点をあわせた展示構成でご紹介します。
 当館のロゴマークでもあり、「半身の馬」として知られる代表『馬(絶筆・未完)』にくわえ、亡くなる直前まで描いていたと見られる未完の風景画8点を今回初めて展示いたします。また、絵画制作を始めたばかりの時期に描かれた若き日の作品群から出発し、画家として一歩ずつ歩みを進めていく様子を作品から辿ります。
 GW期間(4/27~5/6)は開館します。

北海道立文学館(札幌市)

 2019年4月20日(土)~6月23日(日)
 三浦清宏 -その遙かなる文学の道

 三浦清宏(1930-)は室蘭に生まれ、室蘭と東京を行き来しながら幼少期を過ごしました。東京大学を中退し、1952年に単身渡米、十年間にわたり米欧各地での放浪を続け、大国アメリカの現実を目の当たりにします。帰国後はアメリカで出会った作家小島信夫と一時的に同居し、その頃に小説を書き始めました。1988年、57歳の時に、自らの家族をモデルにした『長男の出家』で第98回芥川賞を受賞します。(同時受賞者は、帯広出身の池澤夏樹)。2006年には,故郷・室蘭を舞台にした文学的集大成といえる『海洞-アフンルパロの物語』で第24回日本文芸大賞を受賞しました。また、坐禅に通ったり、西洋の心霊研究に惹かれたりと、スピリチュアルな世界にも詳しく、数々の著作を世に送り出しています。
 本展では、今年で89歳になる三浦の足跡を辿ります。戦後の激動する時代の流れを見つめ、人間の本質的な孤独を描いた三浦清宏の文学をお楽しみください。

釧路市立美術館(釧路市)

 2019年4月27日(土)~6月23日(日)
 英国自動人形展 現代オートマタがやってきた!

 西洋で「オートマタとよばれる機械仕掛けの人形は、工芸品として発展し、18世紀~19世紀にかけて上流階級の間で流行しました。本展は、現代オートマタの先駆的な存在であるポール・スプーナー、マット・スミス、キース・ニューステッドの作品を中心に、自動人形を紹介するものです。
 愛嬌のある姿のオートマタは、ハンドルを回すと、内部の機構が動き、私たちにちょっとしたストーリーを見せてくれます。奇想天外な動きに驚かされることもあれば、ユーモアを交えて表現された日常の不条理に、揺さぶられることもあるかもしれません。
 会場では、こうした自動人形約70点(大部分は実際に動く様子をお楽しみいただけます)とあわせて、デザインやスケッチなどの資料の展示、機構模型を回して仕組みの面白さを体験できるコーナーも設置します。多様な視点で示唆を与えてくれるイギリスの現代オートマタの魅力を、この機会にぜひ味わってください。

木田金次郎美術館(岩内町)

 2019年4月5日(金)~6月30日(日)
 木田金次郎かきくけこ

 「かきくけこ」とカルタのように木田作品を紹介してみたら-。
 こどもも大人も楽しめる、肩のこらない展覧会。

札幌芸術の森美術館(札幌市) 

 2019年4月27日(土)~6月30日(日)
 札幌美術展 砂澤ビッキ-風-
 没後30年 風を彫った彫刻家・砂澤ビッキの大回顧展

 北海道を代表する木彫家・砂澤ビッキ(1931~1989年)の没後30年記念展を開催いたします。木という素材に向き合い続けたビッキは、木に宿る「樹氣(きき)」をあらわにすることに挑みました。そのなかで「風」のシリーズは、樹氣が力強く、躍動感ある形で表現されており、ビッキの自然への畏怖の念を体感させてくれるものです。また当館併設の野外美術館では、《四つの風》というビッキの大作が常設展示されています。設置から30年以上経過した本作は、彼の生前の意図を汲み、自然の成り行きに任せ、「風雪という名の鑿(のみ)」によって変化を続けています。本展では、「風」シリーズを中心とした彫刻作品とともに、これまでの《四つの風》の記録を写真や映像で展示し、自然が芸術に与える力を明らかにします。このほか、「絵描きとしてのビッキ」「カナダでの制作」「ビッキの遺したもの、そして没後の30年」など多彩なセクションを設け、当館がこれまで行ってきた研究・調査の成果を紹介し、新たな視点を加えながらビッキの功績を回顧していきます。

 [同時開催・共同企画]
  砂澤ビッキ 樹
  会場:
本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市)
  会期:2019年4月27日(土)~6月30日(日)

本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市) 

 2019年4月27日(土)~6月30日(日)
 
砂澤ビッキ 樹  

 2019年に没後30年を迎える北海道生まれの彫刻家、砂澤ビッキ(1931-1989)。木に秘められた堂々たる生命力を掘り出す雄大な作品によって、高い評価を得ています。そうした作品の制作に打ち込むかたわらで、ビッキの彫刻家としての心をとらえていたのは、ややもすると芸術の下位にいちするものであるかのように、「工芸的」とくくられてきた作品群でもありました。
 本展では、1960年代後半から70年代の有機的な造形を追求した《テンタクル》や《アニマル》シリーズと並行して制作された虫や魚をモティーフにした作品を中心に構成します。これらの作品には、十字に交差する線、円、三角形など独特の「ビッキ文様」が彫られています。父からアイヌの小刀マキリを用いた伝統的な木彫を学び、母から着物の文様刺繍の手ほどきを受けたビッキは、複雑な線の組み合わせによる独自の文様を生み出しました。緑青を思わせる彩色とオイルステンの仕上げによって、作品は深みのある表情をたたえています。
 代表作として名高い80年代の《風》や《樹華》以前の、大胆かつ精緻な「もうひとつのビッキ」をご覧ください。

 [同時開催]
  
札幌美術展 砂澤ビッキ-風-
  会場:札幌芸術の森美術館(札幌市)
  会期:2019年4月27日(土)~6月30日(日)

2019年7月まで

市立小樽美術館(小樽市)

 2019年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
 鈴木吾郎と新鋭作家展~時を紡いで~

 鈴木吾郎は、北海道内に58基もの野外彫刻を設置する彫刻家であり、また美術教師として北海道小樽潮陵高等学校、北海道札幌西高等学校など多くの生徒を指導した教育者です。
 このたび、ある時期に鈴木吾郎と時をともにして美術を学び、現在もなお己と対峙し制作を続ける美術家たちに注目した特別展を開催いたします。
 本展は、鈴木吾郎の長年にわたる美術教育を振り返り、美術家として自立していったアーティストたちを鈴木の作品とともに展覧するもので、それは同時に小樽潮陵高校美術部「白潮会」に所属した生徒たちの現在の姿を俯瞰するグループ展となります(一部、在校中の旧作も展示致します)。

HOKUBU記念絵画館(札幌市)

 2019年5月30日(木)~7月21日(日)
 和ノ音ノ、ホノカナルニ

 中西静香は自らのイメージに浸って、ポエムの香りする美をこしらえる木版画家です。同時代的な意識に根ざしたような、彼女の平面性を盛りこんだ表現は、一見、無駄なものをそぎ落としているようで、微妙な諧調をはらみ、余白を用いるなど、余剰的な要素も重視しているようにも見えます。それらは伝統を譲り受けたのではありませんが、日本人が愛してやまない象徴性や、イメージを表現のポリシーとする意味での抽象性も垣間見られます。彼女の平面的で、淡い色彩の表現は、現代的な造形を、日本的な美感覚で、内から支えるものではないでしょうか。ただ、中西に、日本的な美感覚という言葉を投げかけても、きょとんとした表情を浮かべるだけかもしれません。西洋絵画とその空気を当たり前のものとして呼吸してきた彼女にとって、そのようなことは、もはや問題にさえならないかもしれません。ところが、自国の文化を背景に、西洋の表現でその方向性を語りかける歴史からは、切り離されたところにいるはずの次の世代ですら、それまで身に着けてきた教育からみれば、拍子抜けするほど、平面的でイメージ化された表現になる画家がいます。それは、近代絵画の流れなのでしょうか。それともアニメで育った世代は、サブカルチャーの主格化なしには、時代性を発揮することが出来ないのでしょうか。ところで、救急車が近づいてくる時にはサイレンが高い音に聞こえ、通り過ぎると低く聞こえることをドップラー効果と言いますが、この原理で伝統と流行を区別できないだろうか、そして拡張する日本美術の現在地を、つまりは向かっている位置を計測できないだろうかというのが企画の狙いではあります。本展では、伝統と流行という異なる二つの波長に耳を澄ますことで、作家が置かれている地点を体感し、磨かれた美感覚を捉えなおすものです。

小原道城書道美術館(札幌市)

 2019年4月5日(金)~7月31日(水)
 第18期特別記念展
 頼山陽と一族の書展

 頼山陽(1781~1832)は、江戸時代後期の儒学者であるが、歴史家、思想家、漢詩人、書家、文人として多彩な活動を行った。
 特にその著「日本外史」は、尊皇思想に裏付けられた精彩ある叙述で、当時の知識人に大きな影響を与え、尊皇思想は幕末期の武士層に広く浸透して後の明治維新を導く思想的源流となった。
 また、漢詩の才能にも秀で、僅か十四歳の時に読まれた漢詩は、大家達を驚かせた。詩のテーマは歴史を中心としているが多数の詩を詠んでおり、争って伝写され広く読まれたり詠われたりした。
 更に、その書は米芾や董其昌に学んだ唐様書で、独特の気骨ある筆致は当時大いに流行した。
 当時、才子と呼ばれて名声に包まれていた山陽の才能が開花したのは、自身の豊かな天分と、詩文や歴史への強い関心もあったが、学問と文芸を愛好し、山陽を熱意をもって訓育した、父春水や叔父春風・杏坪の存在も欠かせない。そして、その余風は三人の子、聿庵・支峰・三樹三郎へと受け継がれた。
 本展では、山陽及び頼家の人々の書画作品四十点余を展覧し、三代にわたる学芸の一端を紹介する。

中札内文化創造センター(中札内村)

 2019年6月16日(日)~7月14日(日)
 二人展(彫刻家 木田詩子・画家 吉崎道治)

 木田詩子氏から3点目となる彫刻「水の底に降りたアリア」を寄贈していただきます。また、吉崎道治氏からも過去に2点寄贈していただいていますが、今回新たに絵画2点の寄贈していただきます。今回の寄贈を記念し二人展を6月16日から7月14日まで中札内文化創造センターで開催されます。入場無料です。

                                                                                                                                                                                                 

本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市) 

 2019年7月13日(土)~7月24日(水)
 
わくわく★アートスクール 2019作品展  

 アーティストと近隣小学校の子どもたちが各校で共同制作した作品を一堂に集め、美術館いっぱいに展示します。 

8月まで

釧路市立美術館(釧路市) 

 2019年7月2日(火)~8月25日(日)
 138億光年 宇宙の旅  

 NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機や宇宙望遠鏡などがとらえた太陽系や星雲・星団、銀河の姿、国立天文台の大型望遠鏡で観測された天体などを、高品位の銀塩写真プリントでご覧いただけます。宇宙の謎を紐解こうと、人類は英知を結集し技術を発展させてきました。今も見る人を魅了してやまない宇宙の観測画像約100点が一堂に会します。あなたの目の前にひろがる宇宙の神秘をぜひご体感ください。

岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館(岩見沢市) 

 2019年7月28日(日)~8月25日(日)
 特別展 今橋香奈子 日本画展

  

神田日勝記念美術館(鹿追町)

 2019年6月26日(水)~9月1日(日)
 しずくの中の神田日勝 没後50年プレ企画1

 来年2020年は神田日勝が没してから50年目の節目の年となります。今年度は、画家没後50年へ向けてのプレ・イベントとして、神田日勝の作品と現在活躍する道内アーティストとコラボレーション企画展を開催します。

 第1弾は、帯広市在住の写真家・浅井美紀とのコラボレーションによる写真展です。マクロレンズを用いて、ひとしずくの水滴の中に花や風景を自在に閉じ込めてみせる浅井の「しずく写真」は、その独特の様式と幻想的な世界観で、国内のみならず海外からも注目を集めています。本展では、この企画のために新たに撮影された、きらめくしずくの中に神田日勝の「馬」や「人」を閉じ込めた新作しずく写真全部12点を中心にご紹介します。新作の被写体となった神田日勝の絵画のほか、浅井美紀のこれまでの写真も会場に並びます。

10月まで

特定非営利活動法人 佐々木榮松記念釧路湿原美術館(釧路市)

 2019年4月1日(月)~10月31日(木)
 中南米を旅する 第2弾-メキシコ・インカ-
 場所 釧路湿原美術館 第1展示室するグループ展となります(一部、在校中の旧作も展示致します)。

HOKUBU記念絵画館(札幌市)

 2019年8月15日(木)~10月6日(日)
 影の静かな影響

 一枚の絵を見ている時に、絵のある部分が急に立体的に飛び出して見えてくるということがあります。それは、絵画の中にある美を指し示すものでもなければ、なんらかの情緒を喚起するものでもありません。それらは単に、絵画が、前には無かった激しさで現れ、突発的な意味を示します。そうして我々は、その瞬間になって初めて、描かれた光と影がそうさせていることを理解するのです。現実の世界でも、光と影が支配していて万物に影響を与えるものとして君臨しています。つまり人間は目で明暗を見分けることから様々な情報を取得しているのです。近年、絵画は素材や技法の種類が増えたことから、明暗の変化だけでなく、その他の要素で形態を暗示するようになってきました。しかし、影とは、ここで挙げられている要素に加えて「構図」や「比率」といった情報も発信しています。それを虚構と呼ぶのはさしさわりがありますが、やはり影というものは、芸術の道具として作り出していなかったでしょうか。本展は影について、明暗の調子の処理だけでなく、技術的進歩による方面からも探るものです。かつて影といえば黒を混ぜることが主流でしたが、印象派では青や紫を用いるなど、影を色に直す表現に進歩が見られました。それは、彩度が落ちる混色を免れるものでしたが、その影の性格によって、絵画の響きは分裂を免れ、劇的な効果を生み出した気がします。ただ、一旦あるものを叩き壊して、種類の違うものを作る絵画は、少なくとも、この状態から部分的に抜け出したようです。そして、現代の作家は、人間の眼に喜びを与えるよりも、外界の色に静かな影響を与える境地に到達しているようです。それは画面を暗くすれば、奥行きが生じる故だけでなく、爽やかな色と形が余計に際立つというしくみです。一種の詩のような絵画の価値に関心を持った画家たちの影の表現に注目します。

11月まで

本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市) 

 2019年8月2日(金)~9月23日(月)
 2019年9月26日(木)~11月7日(木)

 家具の彫刻家 フィン・ユール展  

 デンマークの近代家具を代表するデザイナーの一人、フィン・ユール。彼が生みだすかたちは、それまでのデンマークで主流だったシンプルなデザインとは一線を画し、彫刻的な美しさを有します。ユールの優れたデザインによる椅子や日用品、画面等の資料など幅広く紹介します。

木田金次郎美術館(岩内町)

2019年7月4日(木)~11月4日(月)

 東京の木田金治郎  

 初の東京個展から60年。青年時代に東京で過ごした影響や、東京に存在した木田作品などを通じて、東京が木田にとってどのような意味を持つのかを考察します。


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このページに関するお問い合わせ
〒060-8544 北海道札幌市中央区北3条西7丁目
北海道教育庁生涯学習推進局文化財・博物館課
電話番号:011-204-5747
FAX番号:011-232-1076
メールアドレス:kyoiku.bunka1@pref.hokkaido.lg.jp